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Vol94■安曇野の水風景を訪ねて

見渡す限り広がる青々とした水田の稲をそっと撫でるように風が吹きわたり、背後には北アルプスの山々が雄大に連なる… 大自然に抱かれた7月の安曇野(あづみの)は、夏の喧騒とはまるで無縁!澄み切った空気に満ちあふれています。

臼井吉見の長編小説『安曇野』によって広く知られるようになったこの地域、美しい景色だけでなく、魅力的なスポットがたくさんあるんですよ☆


北アルプスを背にして水田やわさび田が広がる景観は、信州を代表する風景のひとつ


たとえばアート!
安曇野に点在する約20の美術館を結ぶ「安曇野アートライン」は、特に人気のスポット。
昔から安曇野には美術館が多いのですが、さらに最近ではその自然に魅せられて移り住んだクラフトマンのギャラリーも増えているんですよ。
しっとりと美術館巡りの旅というのもいいですが、安曇野には気球やガラス吹きなどの体験教室も数多くあり、アクティブな旅も楽しむことができます。

週刊信州Vol.2特集「こどもと一緒に安曇野アートライン美術館めぐり」もご覧ください。(パソコン・携帯兼用)

安曇野を旅していると、田園、小川、湧水と、豊かな水の存在に気付きます。ここは北アルプスからの伏流水が湧きだす名水の里でもあるんです。

山腹に湧く名水として有名なのが、安曇野市堀金地区にある【延命水】。
苔むした山肌を白糸のように流れ落ちる水は、かつては信仰の対象とされていた常念岳へと向かう登山者の喉を潤していたのでしょう。夏でもひんやりとした空気が漂う厳かな場所にあります。


延命水

満願寺の水

古刹の名水として知られるのが、安曇野市穂高地区にある【満願寺の水】。
弘法大師を祖とするこのお寺の境内では、まろやかな口当たりとなめらかな喉越しの水が評判で、県外からも多くのファンが訪れるほど。
コーヒーやお茶にすると、水の違いがよく分かるそうですよ。

このほかにも、堀金地区の「おたねの水」、穂高地区の「杜江(もりえ)の水」など、安曇野のいたるところで名水が楽しめます。
安曇野を旅するときは、水筒やペットボトルを持っていくといいかもしれませんね。

安曇野の名水について詳しくはコチラ≫(パソコン用)

週刊信州Vol.53とく☆とく信州「名水百選『安曇野わさび田湧水群』」もご覧ください。(パソコン・携帯兼用)

☆関連ブログ紹介「安曇野 わさび田」
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