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<VOL.212>北海道のたからもの「格子状防風林」

“信州まつもと空港からの就航地”北海道情報(その31)

新年 明けまして おめでとうございます。
今年最初のメルマガ「楽園信州」の北海道からの情報は、厳しい気象条件から人命や農作物を守っている防風林のお話です。

★★北海道のたからもの~北海道遺産~★★
木は人を、人は木を、守り続ける「根釧(こんせん)台地の格子状防風林」

中標津(なかしべつ)町、別海(べつかい)町、標津町、標茶(しべちゃ)町にまたがる格子状防風林の総延長は600km余り。2000年2月、北海道出身の宇宙飛行士・毛利衛さんが搭乗したスペースシャトルで撮影された映像で、はっきりと確認されるほど、北海道ならではの雄大なものです。


明治期に、開拓使顧問のアメリカ人ホーレス・ケプロンの提唱で導入された植民地区画により、1800間(約3.3㎞)ごとに100間(約180m)幅の防風林が設定されたのが始まりです。
昭和30年頃から、道内では大規模な農地開発が進み各地で防風林の伐採が行われる中、この地域では、厳しい気象条件から農作物を守り、吹雪で視界が真っ白になる「ホワイトアウト」から人命さえ守るという、防風林の役割を地域住民が認め、大切に育て続けてきました。防風林は、野生動物のすみかや移動の通路としての機能も果たしており、近年、ホース・トレッキングや野鳥観察コースとして地域住民に親しまれています。


中標津町市街地から約15㎞にある展望台「開陽台(かいようだい)」は、格子状防風林が一望でき、約330度の地平線を眺めて北海道の広さを実感できる絶好のビュースポットです。
※11月~4月は1・2階施設が休館。屋上展望のみ利用いただけます。

 http://www.hokkaidoisan.org/heritage/038.html

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