2011.10.27 [■就航地情報]
Vol157■“ふじのくに” 静岡県情報13
今回は、以前から話題となっている富士山の世界文化遺産登録についてのお話です。
去る9月28日、日本政府からユネスコ世界遺産センターへ富士山の世界文化遺産登録に係る推薦書(暫定版)が提出され、平成25年の富士山の世界文化遺産登録の実現に向けて大きく前進しました。
(写真提供:静岡県観光協会)
富士山の美しい姿は、「万葉集」や「竹取物語」などの歌集や物語のほか、さまざまな創作活動の題材となってきましたが、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「不二三十六景」などの浮世絵は、海外の芸術家たちにも大きな影響を与えました。
画家ゴッホは、「タンギー爺さん」という作品で、モデルの背景に日本を象徴する浮世絵を配置していますが、その中には広重の描いた富士山も含まれています。作曲家ドビュッシーは、「富嶽三十六景」の中の「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」 に交響曲「海」の着想を得たとされています。
また、火山としての荒々しさや神々しさに、人々は富士山を“神の宿る山”として敬い、「修験道(しゅげんどう)」や「富士講」など数多くの信仰の対象としてきました。
富士山には、雄大さ、気高さ、美しさなどを基盤とし、信仰や芸術を生み出した山として世界に二つとない価値があります。その価値を保全し、人類共通の財産として後世に継承していくため、世界文化遺産登録を目指しています。
富士山も冠雪し、夏とは違った“富士山らしい”姿となってきました。これからの季節は、県内各地から美しいその姿を望むことができます。
また、11月3日(木・祝)から6日(日)には、世界21カ国からアーティストが集まり静岡市内で一流のパフォーマンスを披露する「大道芸ワールドカップin静岡2011」(今年は20周年!)が開催されるなど、県内では冬に向けてイベントなどが盛りだくさんです。
長野県の皆さん、ふじのくに静岡県にぜひお越しください。
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