2013.04.18 [■就航地情報]
<VOL.225>北海道のたからもの「北海道の馬文化」
4月も半ば、信州は今、野にも山にも里にも春が溢れています。
色とりどりの花が咲き、吹き抜けていく風も“爽やか”そのもの・・・
そんな中、桜前線も北海道に向かって、一歩ずつ歩みを進めています。
さて、今回の北海道情報は、北海道の馬についての話題です。
私たちのそばには、いつも馬がいる「北海道の馬文化」
開拓の労働力であった農耕馬。農閑期には互いの馬の力を競う「お祭りばん馬」が道内各地で行われていました。これが発展して「ばんえい競馬」となり、現在も世界でただひとつの競馬としてその文化を残しています。
「ばんえい競馬」に出走する馬は、開拓期に広い農耕地を耕すために活躍した“重種馬”と呼ばれる種類で、現在、日本で農耕用としてはほぼ姿を消しているため、その雄姿・迫力を見られるのは「ばんえい競馬」ならではです。
(迫力満点。世界で唯一の「ばんえい競馬」)
一方、「どさんこ」と呼ばれる北海道和種馬は、重種馬に比べると小型で、重い農機具を引っ張ったりすることは得意ではありませんが、道路が整備されていない開拓時代、人や荷物を背中に乗せて運ぶことでその本領が発揮されました。現在でもどさんこの乗馬体験ができる施設が道内各地にあります。
(広い牧草地で訓練を受けるサラブレッド)
また、北海道は、軽種馬・サラブレッドを育む風土も持っています。主産地・日高地方では、春から秋にかけて広大な牧草地に馬が草を食む、牧歌的でのびやかな北海道を象徴するような景観を見ることができます。
近年、馬と人とのかかわりは“運ぶ・走る”だけではなく、トレッキング、ホースセラピー、スポーツ流鏑馬(やぶさめ)など、心と体が“ふれあう”新たな馬文化へと育ちつつあります。
◆ばんえい十勝オフィシャルサイト
http://www.banei-keiba.or.jp/
◇JRA日高育成牧場ホームページ
http://www.jra.go.jp/hidaka/
◆北海道遺産ホームページ
http://www.hokkaidoisan.org/heritage/046.html
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