2013.11.14 [■四季彩だより~信濃の国から~]
<VOL.242>四季彩だより~信濃の国から~
仕事帰りの一杯も“冷や酒”に“冷や奴”から “熱燗”に“湯豆腐”に様変わり。
こんなところにも季節の移ろいを感じる今日この頃です。
11月に入り、冷たい風の中、季節も人々の生活も徐々に冬支度が始まっています。
さて今回は、11月の長野の風物詩にもなっている、伝統ある晩秋の花火大会!の紹介です。
お待たせいたしました!
今年も長野市で、恒例の「長野えびす講 煙火大会」が行われます。
えっ?花火大会って夏じゃないの?と思われるかもしれませんが、長野市には今年で108回目を迎える伝統の花火大会が、晩秋の夜空を華やかに彩ります。
(凛とした空気の中、色鮮やかに華ひらく)
(縁起物を買い求める人々) (澄んだ空気に鮮やかな色がにじむ)
えびす講は、神無月(旧暦10月)に出雲に赴かない「留守神」とされる「えびす神」に1年の無事を感謝し、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願する祭礼です。
長野えびす講は、長野市岩石町にある西宮神社の御祭礼で、11月18日から20日に商売繁盛・五穀豊穣・開運招福を祈願する多くの人で、大変な賑わいを見せます。
えびす講の花火大会は、明治32(1899)年に街の有志たちが、「長野市大煙火大会」と銘打って「えびす神」に誠意と感謝の意を表すとともに、えびす講の景気づけをしようと花火を打ち上げたのが始まりで、以来、毎年、えびす講に合わせて開催されるようになりました。
(川面も紅葉?)
平成22(2010)年の第105回大会は、長野商工会議所創立110周年を記念し、最高となる1万発の花火が澄み切った晩秋の夜空を焦がし、全国から訪れた38万人の観客を音と光の世界へと包み込みました。
11月末の長野の夜。
打ち上げ会場となる犀川(さいがわ)河川敷には多くの露店も立ち並び、防寒着に身を包んだ、たくさんの観客が温かいものを食べたり飲んだりしながら思い思いの花火見物。
夏よりも空気が澄んでいるせいか、花火の色が一層鮮やかさを増したその姿は、外気とは裏腹に皆さんの心を熱くしてくれるでしょう☆☆・・☆・
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