2010.07.08 [■四季彩だより~信濃の国から~]
Vol95■読まなきゃチョーソン市町村 (上田市)
長野県の東部、上田市の別所温泉には、「岳の幟(たけののぼり)」という500年の伝統を誇るお祭りがあるんですよ。
国の選択無形民俗文化財にもなっていて、今年は7月18日(日)に開催されます!
別所温泉のある上田市塩田地域は、全国的に見ても雨の少ないところなんですが、室町時代の永正元年(1504年)の夏、ひどい干ばつに見舞われたそうです。
この時、村人たちが夫神岳(おがみだけ)の山頂で雨乞いをしたところ、恵みの雨が降って万物がよみがえったことから、そのお礼として山頂に九頭竜権現(くずりゅうごんげん)を祀って幟を供えたのが「岳の幟」の起源だとか。
祭りの当日は、早朝の夫神岳での神事の後、青竹に色とりどりの反物をくくりつけた数十本の幟が山を下り、午前8時頃から幟の行列が温泉街に向かって練り歩きます。
その様子は、まるで絵巻物を見るように美しいですよ。
幟の行列は、温泉街の数カ所で止まっては、笛や太鼓に合わせて「三頭獅子舞」や子どもたちの「ささら踊り」を奉納します。
この「岳の幟」、平成10年2月の長野冬季オリンピック閉会式でも披露され、その時には300本もの幟が壮麗にフィナーレを飾ったんですよ。
3連休の真ん中の18日は、「岳の幟」を見に、別所温泉へぜひお越しください。あのオリンピックの感動がよみがえるかもしれません。
詳しくはコチラ
上田市役所(パソコン用)
岳の会(パソコン用)
別所温泉の観光についてはコチラ
別所温泉観光協会(パソコン用)
【お問合せ先】
別所温泉観光協会
TEL:0268-38-3510
☆関連ブログ紹介「岳の幟」
YAHOO!ブログはコチラ≫(パソコン用)
Googleブログはコチラ≫(パソコン用)
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野県観光部信州ブランド推進室
TEL:026-235-7247
FAX:026-235-7257