2025.04.15 [ その他 ]
木曽路を歩く⑭(倉本~須原)
総務管理・環境課のとうふです。
今回は上松宿~須原宿の後編、倉本から須原までを歩きます。
スタートの倉本駅。
上りホームは駅舎を通らず直接ホームへ上がる構造です。
前回最後に紹介した、線路に寸断された中山道との合流点です。
寸断箇所から大きく迂回しますが、きちんと元の道に合流できます。
中山道は山沿いへ。倉本駅や鉄道線路がすぐに小さくなってしまいました。
古い家が並ぶ道を抜けると、今回一か所目の草道。
ここは中山道が当時のまま残っている部分だそうです。
「中山道」の赤い文字が入った標柱がなければ迷う道でした。標柱に感謝です。
通った草道を振り返ります。結構な坂でした。
この先も中山道は形として残っていますが…
今は川を渡る橋がなく、その先も通れるのか怪しい状態です。
現在は国道へ戻るよう案内されています。
倉本一里塚跡
江戸から74番目。国道に設けられた駐車帯にひっそりと石碑が立っています。
石碑がある側には歩道がないので、道を挟んだ向かいから望遠で撮影しました。
今回第二の草道区間です。
右に関電・桃山発電所を望み、国道のすぐ下の草道を歩きます。当時の道…とは少し違うようです。
この草道を抜けると上松町から大桑村へ入ります。
草道を抜けた後はほぼ国道です。道中ガードレールがなくなったりもしますが、歩道はしっかりあります。
道中寄り道。
国道から少し外れたところにある「神明神社」の大杉です。
写真に納まらないのは当然のこと、特に左写真の木は幹が非常に太く、圧倒されました。
ただ、この日を境に今年の私の花粉症が始まったような気がします。
須原宿への分岐が現れました。
あわせて、須原一里塚跡の石碑が設置されています。
江戸から75番目。新しさのある石碑です。
この分岐に立つ石碑通りに歩いてもよいのですが、実際の中山道はもう少し国道を進んだ先、とガイドブックには案内があります。
それがこちらです。草道の緩やかな坂が国道から分岐しています。
さらにその先にもう一か所、国道から宿場へ向かう階段があります。
某地図アプリで「須原宿東端の枡形跡」と掲載されている細道で、右写真の通り2段階に折れた道を構成しています。
古い街道なので、ルートが一つに確定していなくても不思議ではないです。実はどちらも正しい道なのかもしれません。
須原宿の入口を探索しつつ、今回の終点・須原駅に到着です。
今回、区間沿いに犬を飼っているお宅が多く、何度か吠えられながらのウォーキングでした(苦笑)
次回、須原宿をお届けします。更新をお待ちください!
歩行記録です。倉本~須原は距離も時間も短めです。
前回の上松~倉本間と合わせると、上松宿~須原宿の歩行距離は13㎞強、所要時間は3時間半程度となります。
時間的には歩き通すこともできますが、中の人の体力的には2回に分けて正解でした。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
木曽地域振興局 総務管理・環境課
TEL:0264-25-2211
FAX:0264-23-2583