2024.11.07 [ その他 ]
木曽路を歩く⑤(木曽鳥居峠)
総務管理・環境課のとうふです。
シリーズ「木曽路を歩く」、第五回は木曽鳥居峠を越えます!
スタートの奈良井駅。この日も快晴です。
1kmの奈良井宿を縦断し、石段を上ります。
なお、ここはまだ登山道ではなく、草道の街道です。
少し歩いた先のこちらが登山道入口。ここから峠越えが始まります。
きれいな案内板も設置されています。
道は、登山道の両端少しの区間が石畳であるほかは草道です。
この石畳は復元と思われます。道は草が刈ってあり、とても整備されています。
鳥居峠一里塚跡。江戸から65番目です。
塚は残っておらず、解説板によると場所も「ほぼ、この辺り」なのだそうです。
峰の茶屋。かつては名前の通り茶屋があったようですが、今は休憩所が建っています。
室内も綺麗でトイレもあるので、休むには最適です。
峠の茶屋から、中山道は細い道へ入ります。(左側の写真 電柱のある左側へ入っていきます。)
ただ、写真のとおり草道の入口は少しわかりにくいです。
そのためか、電柱にペンキで「峠」の文字と矢印が書かれていました。
赤インクで、インクが垂れており、なんとなく不気味ですが…
峠の茶屋から数分で鳥居峠頂上です。石碑は令和元年建立と新しいです。
ここまで来れば、あとは下るのみです。
鳥居峠のトチノキ群。村の天然記念物です。
幹の太いトチノキが何本もあり、足元には栃の実が多く転がっていました。
御嶽遥拝所。
他所から木曽に来た際、最初に御嶽山が見える街道沿いのポイントには遥拝所が設けられています。
ここはその北のポイントにあたる場所です。南、東、西のポイントもあるようです。
遥拝所から見える御嶽山。手前の山より薄く、わずかですが、頂上部分が見えます。
下山中、藪原側が開けました。
右に木曽川、左に中央本線の線路や藪原駅が見えています。
鳥居峠はその多くが林の中であり、景色がいい場所は少なかっただけに、貴重な展望です。
藪原側へ下りてきました。こちらにも石碑が立っており、力を入れた整備が感じられます。
皆様お気付きでしょうか。とうとう木祖村、すなわち行政的な区分での「木曽地域」に入りました!
さて、長くなってきたので今回はここで区切ろうと思います。
木曽鳥居峠はよく整備されたトレッキングコースという印象で、大変歩きやすい道でした。
また、すれ違うのは多くが外国の方で、「Torii Pass」と呼ばれる木曽鳥居峠の人気が感じられました。
ぜひ、みなさんも峠越えにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
次回は藪原宿までレポートします。こちらもご覧ください!
※今回の峠越えは、念のため登山靴を履いて挑みました。
また、熊鈴携帯の上、複数人で挑みました。
個人的には登山靴の必要性はあまり感じませんでしたが、
自分にあった装備で、クマ対策も万全にして歩くことをお勧めします。
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