商工観光課のTです。木曽谷の正月行事を紹介します。
木曽谷の新春の風物詩、「木曽谷狼煙あげ」が1月4日に行われます。
南は南木曽から北は奈良井まで一斉に白煙が上がり木曽谷の一体感を実感できる行事です。
この行事は2007年に南木曽町の「妻籠を愛する会」が始め、各地区に広がりました。
ドラム缶にヒノキやスギ、コウヤマキなどの枝や枯れ草などを詰め燃やします。
白煙がモクモクと新春の澄んだ青空に上り、近隣地点の白煙が確認できると感動間違いなしですね。
「あげ」には「勢いを盛んにする、勢いをつける。又は大勢の人を集め動かして事を起こす」との意味があります。1月4日は仕事始めでもあり、今年も良き1年でありますようにと勢いよくあがる白煙に願いを託し見上げます。
私は前回、藪原と宮ノ越地点に伺いました。
狼煙はさておき、単純に羨ましかった、というのが感想。正月早々に地区の有志がこういう取組をして楽しんでいるということにワクワクしました。集まった人たちが笑顔であいさつを交わしている光景が何ともさわやか。世間では災害など非日常の場面で「つながり」や「絆」などが脚光を浴びますが、理想は日常の付き合いからその関係が生まれるとより安心なのかもしれません。参加した皆さんを見てそんな羨ましさを感じました。
今回の狼煙あげも老若男女が集い、新年の多幸を祈る場の一つとして大勢の参加があるといいなぁと思います。申し合わせた時間にうまく点火できるように、おきの管理が大変そうでしたが、実はこんな遊び(失礼!)から地域に元気が生まれるんだろうなと実感しました。
準備、実施、片づけと大変に思われますが、遊びに苦労はありません。ただ楽しいだけです。そのうえ、集ってくれた人たちに喜んでいただける、そんな幸せなことはありません。遊びが地域を元気にする。行政が見習わないといけないことかもしれません。
2022年は7町村22地点で10時半に点火予定です。
点火地点については木曽広域連合地域振興課(0265-23-1050)へお問い合わせください。
遠くから白煙を確認するもよし、火元で白煙が天高く上がるのを見るのもよし。好天を祈って。
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