2016.07.05 [ 自然・名水・秘境 ]
「木曽駒ヶ岳」に登る!~ 福島Bコース縦走編
みなさん、こんにちは~! 会計センターのサイクリストKです。
自転車乗りですが、実は山登りも好きで・・・「山の日」も近くなってきたので、今回はトレッキングのお話です。
「木曽路はすべて山の中にある」といわれた山の里「木曽」、周囲は標高の高い山が並びます。その木曽山脈の中で一番標高の高い、日本百名山「木曽駒ヶ岳」とその周辺の山を、グレートトラバース気分で周回してみましたので、その様子を紹介します。
木曽駒ヶ岳への登山道、木曽側からは福島A・B、上松A・Bと4コースありますが、今回は福島Bコースを選択、このコースは途中で二手に分かれていて、この山域をぐるっと一周して帰ってくることが出来るのです。
スタートは木曽駒高原スキー場跡の「コガラ登山口」、早朝の冷えた空気の中を目の前に広がる山並みを目指して歩き始めます。
木曽駒ヶ岳と茶臼山へ向かう分岐点で「登山届」を提出して、木曽駒方面へ登り始めます。最初からジグザグの急登坂で息が上がりっぱなしですが、登山道は整備されていて1合目ごとに案内板もあり、安心して登ることが出来ます。
7合目には立派な「避難小屋」がありました、休憩だけでなく宿泊も出来る施設です。ここに分岐点があり、そのまま「木曽駒ヶ岳」へ向かう推奨ルートと、「麦草岳」を経由するルートがあります。距離の案内が800mほどだったので、麦草岳方面へ向かってみました。
森林限界を越えると「木曽駒ヶ岳」が姿を現します。美しい山並みにうっとりしますが、山頂は遥かに遠くですね。
ハイマツの中を進むと景勝地「駒岩」が現れ、やがて見晴らしの良い「麦草岳」山頂(2721m)に到着です。山頂の案内板には「牙岩・木曽前岳を経て駒ヶ岳」と表示がありますが、大きく「難路」とあります。少し先に進んでみると、目の前に現れたのが、すごい光景で・・・。
険しい崖の上の細い尾根が「牙岩」、そして「木曽前岳」まで続いています。岩場のアップダウンが続き、崩れそうな危険個所だらけのかなりの難コースでした。こちらはお勧めできませんので、麦草岳で景色を楽しんだら、7合目の避難小屋まで引き返して、先へ進むのが無難かと思います。
さて、「木曽前岳」の山頂(2826m)までやってきました。ここまで来ると、目の前に「木曽駒ヶ岳」と「宝剣岳」の険しい山並みが大きく広がります。
木曽前岳と木曽駒ヶ岳の間にある「玉ノ窪山荘」へ下ると、そこが9合目になります。右手には切り立った険しい崖の上に「宝剣岳」の尖がった山頂が見えます。迫力ある素晴らしい眺めです。
ようやく木曽山脈の主峰「木曽駒ヶ岳」の山頂(2956m)に到着。広い山頂は、山の反対側から「駒ヶ岳ロープウェイ」で登ってきた方々で賑わっていました。
ここで少しガスってきましたが視界は悪くないので、目の前にある「中岳」(2925m)を越えて、その先の「宝剣岳」(2931m)へ行ってみます。
宝剣岳、迫力あります! 山頂へは、鎖を頼りに岩場を進みますが、すれ違いの出来ない狭くて危険な難コースです。山頂も狭く、尖った岩の上で記念撮影だけして、早々に降りました。鎖場は、下りの方が怖いです・・・。
宝剣岳から中岳を経由して木曽駒ヶ岳へ戻り、北へ続く「馬の背」と呼ばれる広い穏やかな稜線に出ました。振り返ると、駒ヶ岳、宝剣岳、中岳の三つの山頂が綺麗に見えます。
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