総務管理・環境課のとうふです。
第19回は、三留野宿をお届けします。前回に引き続き、歩いてから3ヶ月後の投稿です。
ところで「三留野(みどの)」って、初見で読めましたか?私には読めませんでした。
木曽地域で2年と少し勤めた感覚ですが、南木曽町は難読地名に出会う機会が多い気がします。
宿場内は細い道の両側に古い家が何軒か残り、当時の雰囲気を残しています。
ただ、残存度合いは決して大きくありません。
この宿場もこれまで通ってきた多くの宿場の例に漏れず、大火を受けて古い建物の多くは燃えてしまったようです。
本陣跡
建物は大火で消失したようですが、敷地は残されています。
案内板によると、以前は「長野地方法務局南木曽出張所」があったようです。
また、本陣の庭木であった枝垂梅が今も残されています。
「南木曽三大枝垂梅」とも言われているそうなので、きっと大木が見られ…
なんだか痛々しい姿になっていました。
その後調べてみたのですが、南木曽町観光協会が某SNSで「三留野宿本陣跡の枝垂れ梅は、2023年に環境保全のためバッサリ」と投稿していました。
木の手前にある看板には、往時の雄大な梅の木の写真が見られます。
姿は大きく変わってしまいましたが、まだ梅は生き続けており、三留野宿本陣の存在を伝えてくれています。
脇本陣跡
当時の建物は残っていませんが、敷地は残っています。
本陣・脇本陣ともに当時の建物こそありませんが、敷地の面影も失われて「跡」の看板だけが立つ宿場もある中、別の建物が建つなどして敷地が「見える形」で残っているのは貴重だと思います。
さて、三留野宿の(宿場町としての)紹介はここまでです。
最後に、三留野宿のすぐ近くにある等覚寺、また東山神社を、桜が綺麗なスポットとしてご紹介します。
三留野宿は周辺の寺社を含めて、春に訪れるのが個人的なおすすめです。
(投稿時期的には季節外れもいいところですが…)
次回は、三留野宿から妻籠宿までを歩きます。
距離は短めですが、「中山道らしい」道が現れます。
更新をどうかお待ちください!
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