2015.03.06 [ 歴史・祭り・ひと ]
木曽の木材工芸 ~ ふるさと信州寄附金協賛事業者を訪ねて(その3)
曲面に合わせた鉋で 内側、縁、外側を削ります。
次々と道具を変えながら、手早に作業が進みます。
サクサクと削られる鉋くずに近づくと、ひのきの香りが漂ってきます。
田上さん、長時間この作業を続けていると香りが強すぎ、鼻血が出るほどだそうです。
ここでいよいよ、銅製の「たが」を2つはめて、内側に底板の入る溝を掘り、下部をカット。早い、早い!
手製の電動ジグソーで底板を切り出します。
最後に底板を上から叩き入れると、これが寸分の違いなく、ぴったりと収まりました!
桶の外側・内側を削り始める作業からここまでの所要時間は30分ほど。1個の湯桶を小割から完成までの時間は、約2時間だそうです。
こうして、長野県知事指定工芸品「ひのき湯桶」完成です。
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