林務課からの森林レポートです。
平成30年11月10日(土)に中川村にある市民農園天のなかがわで「生活協同組合コープながの」と「NPO法人伊那里イーラ」による森林(もり)の里親活動が行われました。
今年3月に森林(もり)の里親協定が結ばれて2回目となる活動で、組合員の親子連れなど総勢約30人が参加しました。
活動を始める前に、コープながの(里親)から伊那里イーラ(里子)に、地域の森林整備に役立てる寄付金の目録贈呈がありました。
伊那里イーラの桃沢理事長から「本当にありがとうございます。大切に使わさせていただきます。」と御礼を申し上げていました。
今回の活動は、近年、地域の方々は野生動物による農作物被害で苦しんでおり、この被害を何とか防ごうと、林内のヤブを刈り払って見通しを良くし、野生動物の棲み処にならないようにするための作業を行いました。
最初に、中川村のきこりさんから作業の注意点を教わった後、のこぎりの使い方の練習を兼ねて、チェーンソーで伐採した木をまきにするための枝払い・玉切り作業を行いました。参加した子供たちは夢中になって手を動かしていました。
その後、山に入って約1時間半の作業で、うっそうとしていた林内もスッキリ明るく、見違えるほどキレイになりました。
全員で記念撮影。皆さんいい笑顔です。
作業が終わった後の昼食では「日本一おいしいトン汁」(by桃沢理事長)とサクラのチップでいぶしたチーズやゆで卵、かまぼこなどのくん製料理が振る舞われ、皆さんおいしそうに味わっていました。
午後は、 斧を振りかざしてまき割りに挑戦! また、破砕機で作ったヒノキのチップを持ち帰ってお風呂に入れたり、お部屋の芳香剤にするために、ヒノキのいい香りをプンプンさせながらたくさん袋に詰めていました。
木を輪切りにした円板に、絵を書きながらペンダントやコースターを作ったり、グルーガンを使ったクラフト作りも体験 !!
盛りだくさんの体験を地域の方々と交流しながら楽しい時間を過ごしていました。
秋晴れの下、参加された皆さんにとって、明るくきれいになった森林を見て、作業の達成感が得られたとともに、地域の方々と触れ合うことで、充実した秋の1日となったのではないでしょうか。
来年も森林の里親活動が予定されていますので、ぜひまたご参加をお願いします。
林務課からの森林レポートでした。
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