(蝶・春)
二つのアルプスを襷でつなぐ!「春の高校伊那駅伝2015」が22日(日)に開催されます。伊那路に本格的な春の訪れを感じさせてくれる「春高駅伝」、男子が第38回、女子が第31回の伝統ある大会で、今年は過去最多の男子141チーム、女子66チームがエントリーしているとのことです。年末に京都で行なわれる都大路駅伝は、都道府県代表1チームずつの大会ですが、この伊那駅伝は、都大路常連の強豪校も数多く出場し、大学監督も新人発掘のために注目する大会です。応援しましょう。
春の高校伊那駅伝2015については、こちら(伊那市HP)。http://www.inacity.jp/kurashi/sport/ekiden/ekiden_2015/index.html
時事通信社から毎週2回発行されている「地方行政」の3月12日号に、地域再生プランナー久繁哲之介さんの「パラレルキャリアで地方創生を推進する」提案記事が掲載されており、興味深く読みました。久繁哲之介さんは、遡回その96に登場した「地域再生の罠」の著者です。
2015年1月10日 年の初めに 【井月さんのこころ96】
https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/life/10116.html
久繁さん自身も、東京で外資系パソコンのマーケティングの本業を持ちながら、広島で実家の飲食店を手伝うパラレルキャリアの実践者。地方都市の「中心市街地活性化施策・商店街再生施策」には、二つの意識改革が必要であると説きます。第一は、よその店や自治体の動向(を気に掛ける)よりも「顔が見える顧客・市民のニーズ・要望」を満たす経営・施策へと変える、商店街と自治体の意識改革が必要である。第二は、市民の側もグローバル志向からローカル志向に消費意識を改革することが重要であると説いています。更に、シングルキャリアだけを前提として「大都市での仕事を辞めて、いきなり地方に3年間の任期で移住」させてしまう「地域おこし協力隊」の制度設計への疑問も呈されており、説得力があると思います。
遡回その101に登場した杜氏の宮下拓也さんも、夏場は中央アルプス西駒山荘の小屋番を務めるパラレルキャリアの持ち主です。 経営の神様といわれるピーター・ドラッカーが「21世紀に求められる働き方である」と提唱するパラレルキャリアは、地方創生・移住交流人口の拡大のために大きなヒントになるものと思います。公務員もNPOや自治会などのキャリアを併せ持ちながら活躍する時代だろうと思います。
2015.02.14 立春のよき酒に 【井月さんのこころ101】
https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/life/11491.html
日脚も伸びて、春らしくなってきました。お寺様からいただいた今年の『曹洞宗宝暦』の「三月」に上月泰龍師の「猫と無常」が載っています。……抜粋すると…
猫が外を歩き回っては日なたぼっこをしたり、縄張り争いをしたりしているのを見て「ああ春がきたなあ」と実感します。季節の移ろいは「無常」を感じさせてくれます。いつまでも続く冬はなく、寒い寒いと言っていても、毎年必ず春がやって来ます。そして人や猫とも、出会いの喜びや別れの寂しさを繰り返していきます。………
人事異動内示が、課長補佐級以下が13日に、課長級以上が20日にありました。
別れの寂しさの先には、必ずや出会いの喜びもあることでしょう。
恋すてふ猫の影さす障子かな 井月
こぼと猫とも彼岸の日向 朴翆
野ののんの彼岸の野々ののんの様 青巒
今週の結びは、愚良子先生が詠んでいるこの句です。
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