い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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生き物の不思議さに【井月さんのこころ55】

井月さんのこころ シリーズ その55
 4月1日「天下第一の桜」として有名な伊那市高遠町の高遠城址で公園開きが行われ、さくら祭りが開幕しました。
 高遠さくら祭り

 伊那市観光協会主催の「安全祈願祭」で玉串奉奠をさせていただきました。

  拍手(かしわで)に蕾も色を増す高遠   青巒

 引き続いて伊那市主催の「公園開き」が行われ、地元高遠地区3保育園の園児の皆さんが歌で開幕を祝いました。




 そして、園児と手を繋いで桜雲橋を渡って、園児たちの「かいも~ん!」の掛け声で開門された本丸庭園へ入りました。伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」もいっしょです。



 5ヘクタール余りの公園内のタカトオコヒガンザクラは、1875(明治8)年に旧藩士達の手によって小原にあった「桜の馬場」から移植されたものだそうです。現在は約1,500本余りあり、赤みの強いピンク色の花が特徴で、1960年(昭和35年)に県天然記念物に指定されています。
 開花予想は10日ごろ、満開は16日ごろだそうです。開花後は夜間ライトアップ(日没から午後10時ごろまで)も行われます。
 そういえば、昨年は近年最速の4月1日公園開き当日に開花宣言がありましたね。昨年の記事はこちら(遡回その6)
 井月さんの「さくら」は、咲いてからにしましょう。

 高遠城址公園からは、雄大な中央アルプスが眺められました。



 さて、3月30日放送の「NHKスペシャル・人体・ミクロの大冒険」
 第1回・あなたを創る!細胞のスーパーパワー
 ご覧になりましたか?

 私たちの成長を支えているのは、細胞がつくり出す柔軟性であり、遺伝子は受精の瞬間に決まってしまうため、細胞が周りの環境を察しながら、働かせる遺伝子を選択して変化させ、私たちが生き延びるための力を強化しているとのことです。特に成長のカギを握っている神経細胞の働きについて紹介していました。
 出演は、ノーベル生理学・医学賞受賞、京都大学教授の山中伸弥さん,劇作家の野田秀樹さん、ヴァイオリニスト・ミュージシャンの葉加瀬太郎さん。

 「人体の60兆個の細胞が社会のように見える。」と葉加瀬さん。
 神経細胞の数は800億個で、その世界は神経細胞が作る森。それぞれ1万もの枝がついており、スパインと呼ばれる。
 何かを学ぶ時、この神経細胞が働く。その働きとは神経細胞同士がスパインによって「繋がる」ということ。その間を電気信号が走り、走るたびに回路が強化されていくのだと。
 生後6か月の幼児に聞き分けられる音が10か月過ぎると聞き分けられなくなる事象について、「幼い時にはスパインが働きやすくなっている」と考えられてきていたが、Lynx1(リンクスワン)というスパインの先端に付いてブレーキの役割を果たす物質がみつかり、これが成長すると増えて強制的に止めているのだという。
 この脳の神経細胞を強制的に止めるLynx1とは・・・
「変化し続けることはエネルギーを消耗する。」そのダメージから身を守るため、神経細胞は自ら学べる期間を終わらせているのだそうです。
 真っ先に止まるのは視覚など感覚、ついで運動や言語、10歳代でスパインの活動は殆ど止まってしまい、20歳代で判断なども止まってしまうのだと。
 しかし、「貧しい子供たちを集め、楽器を学ばせる」アメリカの「ハーモニープロジェクト」には光明が。これによって学業成績が著しく伸びているのだそうです。
 成長してから楽器を学ぶと、次々に新しい回路が作られると同時に、一本一本の太さが変化し、スパインが動きを止めた後も太くなる、神経細胞に脂肪を巻き付けて「ミエリン化」しているのだという。
 複雑な学習にはこの「ミエリン化」が関わっており、若いころに何をしたかによって太くなるところが違うのだそうです。
 そして、山中伸弥教授の次の言葉が深く印象に残ったのでした。
「努力は報われる。細胞の社会では、どんな経験も無駄にはならない。」「働きかければ必ず応えてくれる。細胞は裏切らない。」と

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