い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

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中川村で金魚すくい!〜全国大会への切符をかけた熱い予選〜

暑いですね!信州放牧豚です!7月13日(日)、長野県中川村のサンアリーナにて「第3回中川村金魚すくい大会」が開催されました。これは、8月に奈良県大和郡山市で行われる「第30回全国金魚すくい選手権大会」の長野県予選を兼ねた公式大会です。

受付後に金魚の待つ会場へ 子供から大人まで多くの方が参加しました

競技用水槽では、金魚たちがスタンバイしていました!

会場には、小学生から年配の方まで幅広い世代の参加者が集まり、ポイ一枚(※1)で3分間に何匹の金魚をすくえるかを競いました。競技は「一般の部(高校生以上)」と「小中学生の部」に分かれ、各部門の上位3名が全国大会への出場権を獲得します。
競技は厳正なルールのもとで行われました。会場は終始和やかな雰囲気の中、気温の上昇とともに参加者の熱気も上昇!金魚をすくうたびに歓声と応援が飛び交い、楽しいひとときとなりました。
(※1 ポイは、金魚すくいに使うプラスチック等の枠に薄い紙を貼った用具。名前の由来は、紙が破れたら「ポイっ」と捨てることからなど諸説あり)

競技初心者には教習所が用意され、ルールと基本技術がモニターでレクチャーされます

練習場では、子供たちが特訓中。私も練習したい・・・

会場には、初心者のための「競技ルール教習所」や「練習場」が設けられ、大会に初めて参加する方や日々練習できなかった方にもチャンスが広がります。
試合は、受付順に4名ずつ招集され、競技用水槽に着席、ポイを一枚渡され合図とともに3分間の競技がスタートです。3分間ですくい上げた金魚の多い方から順位付けされます。主なルールの一つは、「片手しか使わないこと」です。「水中でポイを水平に動かし、金魚を乗せて水を切りながら桶に入れる」がポイントのようですが、金魚は素早く、なかなかポイに乗りません。一般の部の多くの方が0~1匹で競技終了となっていました。子供の部はレベルが高く1位は13匹をすくいました。

位置について!よ~い・・・


スタート!!

なぜ中川村で金魚すくい大会が?
中川村でこの大会が開催される背景には、奈良県大和郡山市との深い歴史的なつながりがあります。
中川村片桐地区は、平安時代には源為公の子・為基を祖とする片桐氏がこの地を治めていました。片桐氏は後に全国へ広がり、奈良県大和郡山市にあった小泉藩の初代藩主・片桐貞隆もその一人とされています 。
このような歴史的なご縁から、金魚すくいの聖地である大和郡山市と中川村が交流を深め、「中川村金魚すくい大会」が誕生しました。現在では、関東甲信越・東海地方で唯一の予選開催地として、全国大会への登竜門となっています 。

 

会場には、桃太郎旗や金魚ちょうちんが熱戦を盛り上げていました

今年も多くの笑顔と熱気に包まれた中川村の金魚すくい大会。来年もまた、金魚と人の心がふれあうこの素敵なイベントが開催されることを楽しみにしています。目指せ!全国大会優勝!

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