2014.04.19 [ 自然・山・花 ]
満開の桜に【井月さんのこころ57】
本日ここに平成26年度の上伊那消防協会教養訓練が規律厳正の下、開催されるに当たり一言お祝いを申し上げます。
消防団の皆様におかれましては、それぞれが職業を持ちながら、地域防災の要として、自分の地域は自分で守るという高い志を持ち、昼夜献身的なご尽力をいただいておられますことに対し、心から敬意を表し、感謝を申し上げます。
さて、実際の災害現場への出動は、一刻を争うものであり、現場掌握のためには、的確な情報伝達、報告等が迅速かつ正確に行われることが重要であります。
また、部隊行動は、指揮官の的確な判断のもとで、規律のとれた安全かつ迅速な部隊行動が求められます。
また、部隊行動の統制を執り、団員の士気を高めるためにラッパ手の役割も重要であります。
本日の訓練を通じて、現場指揮者としての 指揮能力・指導力を高め、また、ラッパ手としての基礎教養訓練を積んで、それぞれの団へ持ち帰り、その成果を活かして、団員の士気を高めていただきたいと思います。
結びに、上伊那消防協会並びに8市町村消防団の御発展と団員各位の御健勝をご祈念申し上げ祝辞とします。
これまで職務専念義務免除の扱いで、かねてから懸案であった地域政策課の消防協会幹事用務が、今年度から正規の職務に位置付けられることになりました。
10日(木)と17日(木)に地域発元気づくり支援金選定委員会を開催し、今年度の第1次分採択事業を内定しました。
近日中に内示を行なう予定です。
また、17日午後、伊那商工会議所新入社員激励会が開催されました。
今春、伊那市内の事業所へ新たに採用されることとなった22社119名(当日出席98名)の皆さんを激励する趣旨で開催され、祝辞を述べさせていただきました。その要旨は以下のとおりです。
本日茲に、平成26年度の新入社員激励会が、盛大に開催されますこと、心からお慶びを申し上げます。
最近の政治経済情勢が大きく動いており、採用状況も極めて厳しい中、難関を突破し、見事、新入社員となられた皆さんのご就職を心からお祝い申し上げます。
ご案内のとおり、我が国の景気は、アベノミクスの効果により、緩やかに回復し、全県の有効求人倍率も1倍台に浮上したところですが、地域経済は、まだまだ景気回復を実感するまでには至っていない状況にあります。
また、円安や世界の需給動向に伴ってエネルギー・原材料が高くなっておりますし、この4月からの消費税増税による消費の落込みなどの影響が懸念されているところであります。
しかし、皆さんの先輩方は、過去にも幾度となくこうした難局を乗り越え、地域経済を担う産業を発展させてこられました。
伊那市では、ものづくりが盛んで、商業やサービス業も上伊那の中心になっていますし、農林業も一大産地としての地位を築き、地域経済を支えています。
観光面でも、天下一の桜の高遠城址公園をはじめ二つのアルプスの山岳観光にも期待が高まっています。
山の話に関連し、県では新たに7月の第4日曜日を「信州 山の日」として制定し、今年度を「信州の山 新世紀元年」に位置付けて、山に関する様々な取組を展開してまいります。そうした中で伊那市では5月に「南アルプス国立公園指定50周年記念式典」、9月には「日本ジオパーク南アルプス大会」と2つの大きなイベントが予定されており、県としても全面的に協力し、盛り上げてまいります。
また、8月下旬には東京銀座に「しあわせ信州シェアスペース(仮称)」をオープンします。ここは首都圏における信州の魅力を共有できる場で、オール信州の活動拠点として、ビジネスを生み出せるような空間も提供してまいりますので、企業の皆様にも積極的にご活用いただくとともに、皆様方にも東京へ出張あるいはプライベートでお出かけの際にはぜひ、訪れていただきたいと思います。
このように県では「しあわせ信州創造プラン」に基づいて、「確かな暮らしが営まれる美しい信州」を基本目標として長野県づくりを進めているところであります。
私から皆さんに贈りたい言葉は「何事も謙虚に学ぶ」ということです。謙虚な学びの姿勢が失われると進歩は止まります。社会の活力も人の成長も基本は「謙虚な学びの姿勢」にあると思います。
社会人として歩み始めたフレッシュな皆さんお一人お一人にも、先輩方の築いてくださった成果に学びつつ、志高く、この地域の強みを伸ばし、弱みを克服する努力を重ね、伊那地域の未来を明るいものにしてくださることを期待します。
結びになりますが、皆さんが、心身ともに健康に十分留意され、地域を担う社会人として、大きく成長されますことをご祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたます。
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