2015.01.02 [ 歴史・祭・暮らし ]
屠蘇に 【井月さんのこころ94】
井月さんのこころ シリーズ その94
あけましておめでとうございます。
年の暮れから準備したおせち料理の食卓を囲む三が日。
新年の食卓を井月さんは次のように詠んでいます。
屠蘇の座や立まはる児の姉らしき 井月
太箸を児のほしがるや膝のうへ 井月
気に取て雑煑半(なかば)や小杯 井月
神棚や仏壇には、鏡餅を供え、食卓には、雑煮と屠蘇。
若餅や鏡に夢と福重ね 青巒
神々に歳始の願い身の安堵 青巒
まめ(豆)まめと 繰り(栗)回し良く 掻き(柿)取るように。
い~な伊那豆栗柿のおせちかな 青巒
結びは、愚良子先生が詠んでいるこの句です。
「春日愚良子句集」から
屠蘇気分日矢に晒して忸怩たり 愚良子
三ヶ日檻の動物に似て動く 愚良子
食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しましょう。
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