2014.04.19 [ 自然・山・花 ]
満開の桜に【井月さんのこころ57】
井月さんのこころ シリーズ その57
16日(水)の朝刊一面の見出しは「圧巻高遠 咲き誇る春」で見頃を迎えた高遠城址公園の写真。スマホをかざすと15日の観桜客で賑わう園内の様子を動画で見ることができました。
昨年は「ウソ」という鳥に花芽を食べられて花付きが悪かったタカトオコヒガンザクラでしたが、今年の花付きは最高で、格別すばらしいようです。
伊那合同庁舎隣の伊那市創造館の庭の枝垂桜が満開になりました。
16日(水)には花びらが風に舞い始めました。
春日城址公園の桜も満開になりました。
そんな盛りの桜花を井月さんが詠んでいます。
とりどりの噂さを花の盛りかな 井月
翌日しらぬ日和を花の盛りかな 井月
そして、散らずに長くもってほしいと願っています。
咲き急ぐ花や散日の無きように 井月
伊那部宿にある曹洞宗「長桂禅寺」の境内の枝垂桜も満開になりました。
昨年の伊那部宿の記事はこちら。
如菩薩も花にうかれつ法の庭 井月
(にょぼさつもはなにうかれつのりのにわ)
以下、この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
「如菩薩」は、菩薩のように慈悲深いこと、またその人。「法の庭」は、お寺の庭。徳を積んで、俗界の喜怒哀楽を超越したかと思われる坊さんも、お寺の庭で、美しく咲いた桜花を眺めて浮かれている、という。もしかしてお寺は駒ヶ根市安楽寺か。「花曇の自賛」(全集二七〇頁)に「(前略)自由自在にて則チ是ぞ安楽寺」としてこの句を置く。
(花・春)
さて、13日(日)上伊那消防協会教養訓練が伊那市の富士塚運動公園で開催され、祝辞を述べさせていただきました。
春季に恒例で行なわれる上伊那8市町村消防団の幹部訓練とラッパ手の基礎訓練です。
新任の古村上伊那消防協会長(辰野町消防団長)から退団された前協会長・前駒ヶ根市消防団長の滝澤さんと前箕輪町消防団長の小松さんへ感謝状が贈呈されました。お二方には消防団OBとして今後とも御指導・御協力を賜りますようお願い申し上げます。
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