2014.09.26 [ 地域振興局 ]
伊那合同庁舎の耐震改修(その2) ~現場研修会が開催されました~
こんにちは。
地域政策課の中年Mです。
前回の記事では、伊那合同庁舎の建築当時の写真をご紹介しました。
今回は、現在行われている耐震改修工事の様子をご紹介したいと思います。
9月12日(金)に、「伊那合同庁舎 耐震改修工事 現場研修会」が開催されました。
この研修会は、長野県建築士事務所協会上伊那支部・長野県施設課・上伊那地方事務所建築課の共催、施工業者等(建築:吉川建設株式会社、電気設備:株式会社ユアーテクノ、機械設備:株式会社シノダ設備、工事監理:株式会社創和建築設計事務所)の協力により開催されたものです。
出席者は、建築士事務所協会の会員の皆さまなど、約30人。
まずは、伊那市生涯学習センターの会議室に集合しました。
はじめに、建築士事務所協会上伊那支部の宮下支部長様からのご挨拶と、長野県施設課の担当者、施工業者からの工事概要の説明を受けた後、合同庁舎へ移動して、現場見学による研修が行われました。
工事の概要としては、制震ブレース、耐震ブレース、耐震壁の設置等ですが、合同庁舎に勤務する職員も、工事現場の区画内に入ることはありませんので、実際の施工状況はなかなか見ることはありません。
さて、仮間仕切りは、どんな状況になっているのでしょうか?
いよいよ仮間仕切りの中に入ります。
「居ながら工事」であるため、仮間仕切りの中の通路も、必要最小限の幅となっています。
まず最初の写真は、建物の強度を上げるための「耐震ブレース」です。
この写真は、1階の保健福祉事務所のもので、窓の内側に設置されています。
他の合同庁舎の耐震改修では、建物外側に設置されている例が多いようですが、伊那合同庁舎の場合は構造上、ほとんどの補強が建物の内側で行われることになっています。
このため建物の内部に、より多くの工事用スペースが必要となるため、各職員の協力を得ながら、ロッカー等の大幅な移動や事務室の仮移転をして、やりくりをしています。
次は、地震の揺れを吸収するための「制震ブレース」の設置です。
ブレース設置箇所に何本もアンカーを打ち込んで、ブレースを建て込みます。
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