2012.12.04 [ 地域振興局 ]
第3回目 上伊那地域景観ツアー(11月17日 いいいなの日)
堀先生
「これ、両方とも同じ大浦湾の写真です。最初の写真はどうでしょうか。人が立って塀の近くまでいかないと湾が見えないですよね。」
「二番目の写真はどうですか。塀のようなものはあるけれど、低いからジャマになっていません。ベンチもあるから、『ここに座ってさあどうぞ見てください。』と歓迎されているように感じますよね。」
「二番目の写真にも塀はあるのです。このようになっています。転落防止のために必要なのですけれど、こうして工夫して湾が見えるようにしてあります。」
(似たようなこと、建築ではあるなー。)
堀先生
「景観は見る所から見ます。
視点から見ます。
視点の影響をすごく受けます。こういうことです。」
(なるほどー)
堀先生
「人間は自己中心的で、自分の近くを過大評価します。
対岸の火事という言葉もありますが、見る場所の方がずっと影響を受けます。」
(また、分からない?)
堀先生
「この写真をご覧ください。アルプスみたいな山並みがあって、ベンチもあるけれど座ると手前に木もあって山が見えないですよね。だから人も座りません。」
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