2012.12.04 [ 地域振興局 ]
第3回目 上伊那地域景観ツアー(11月17日 いいいなの日)
堀先生
「ではお聞きします。どちらに行きたいですか。2番目の方が大多数だけれど、1番目の人も少しいますよね。1番目とした人もガッカリしないでください。ここでお話ししたいことは、どっちに行きたいかは重要ではないのです。」
(じゃあ、何で聞いたの?)
堀先生
「最初の写真。みなさんどこを見ましたか。電柱とか、ゴミとかも見ると思いますが、木の枝の奥にお城が見えますよね。どうもどこかの城下町のようだと脳が判断するために情報が送られているのです。」
「二番目の写真。水辺の周りの建物とか真ん中奥にある教会のような建物から、ヨーロッパのどこかの町らしいぞ、となるわけです。」
「もう一度最初の写真を見ます。奥にお城があるから最終的に日本のどこかの城下町と判断したのですが、ほかのものがジャマをして見やすくないですよね。」
「二番目の写真は、水辺の周りの建物や中央奥の教会が見やすくて、すぐにヨーロッパのどこかの街並みだと判断したのです。見たいものが見やすい状態なのです。」
(なるほど。分かりやすいな。)
堀先生
「景観は見る所から見ます。
視点から見ます。
視点の影響をすごく受けます。」
(見る所から見る?何のこと?)
堀先生
「写真を二つみます。どちらが良いと思いますか。」
(一番目は、人がたって見下ろしているようだから何か見えるのだろうけれど、手前の塀のようなものがジャマして良くみえないぞ。)
(二番目は、どこだか分からないけれどベンチとかもあって整備されていて、奥を見下ろせるような様子だからどこかの展望台のようなところかな。)
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