2012.12.03 [ 歴史・祭・暮らし ]
地域の元気創造中!-信州みなこい里山泊覧会イーラ その5-
こんにちは! 地域政策課のSです。
地域発元気づくり支援金事業を活用し11月18日まで様々なイベントを展開していました、「信州みなこい里山泊覧会 イーラ」をご紹介します。
これまでシリーズとして、
その1 「ふたつのアルプスが見える町ミステリーツアー」
その2 「飯島歴史散歩」
その3 「いろりを囲んでほっこり手仕事」
その4 「中川村マジカルミステリーツアー」をお伝えしてきました。
今回はシリーズ最後となりますが、「幽玄・陣屋で魅る人形の世界 ~百鬼 ゆめひな~」の様子をお伝えします。
この人形の世界ですが、シリーズ その3で紹介された飯島町歴史民俗資料館 飯島陣屋で開催されました。
陣屋の中の様子です。当時の品々が展示されています。
さて、<百鬼ゆめひな>さんは、等身大の人形や仮面などを使い、自身も演技者として独特の表現で舞台活動を行っています。普段の舞台では写真撮影が禁止されていますが、今日は「イーラ体験プログラム」ということもあり、写真撮影OK。
早速、順を追ってご案内いたします。
まずは人形展示「百鬼人形の世界」へ。
まるで魂が吸い込まれるような気がするのは、私だけでしょうか・・・
続いて演者(百鬼ゆめひな)の顔見世です。
(肩に担がれている子供は人形です)
いよいよ、演目「障遣願舞・宇津神楽~さやりがんまい・うづかぐら~」の始まりです。
最初に案内人から、「障遣(さやり)とは、人間が心の障害と思っていることをどこかに遣(や)ってしまうという意味があり、舞台を鑑賞された皆さんの厄を祓い、多幸が舞い込むようにと願いを込めた舞が障遣願舞です。」と説明がありました。
―あらすじ―
うつの森に迷い込んでしまった女の子が、うつの森でうつ玉を食べて生きている(うつ男)に出会います。初めは仲良く遊んでいる(うつ男)と女の子。そのうち、(うつ男)の体がうつに侵され、真っ黒になり女の子を飲み込んでしまいます。でも、女の子の純真無垢な心が、黒く染まった(うつ男)の心の闇に光をもたらし、最後に子供の夢の詰まった深紅の衣装で登場する姿は・・。
(森に迷い込んだ女の子)(うつ男と女の子) (生まれ変わった女の子)
舞が終了した後は、参加者の皆さんと一緒に衣装をまとったり、仮面をつけて舞を体験。
この衣装は5キロもあるそうです。実際衣装を身に着けた方も「重い」と・・・。
この仮面は人の顔そのものです。師匠の顔を型どったとのこと。えっ本当?
体験終了後は、陣屋友の会の皆さんが焼いてくださった五平餅を食べて解散となりました。
今回のシリーズ、たくさんある体験プログラムの中からほんの一部しか紹介できませんでしたが、それぞれ普段では味わえない体験をすることができました。
皆さんも次回は、是非参加されてみてはいかがでしょうか!
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