7月19日に第18回ミドリナカフェ「森の香りを楽しもう」に参加しました。
ミドリナカフェを運営する伊那市ミドリナ委員会は、平成28年2月に策定された「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」をサポートする団体で、「森・人・美」を理念に掲げ、森のプロモーションを展開するとともに、現在、委員会主催の森と人をつなぐ月に一度のイベントなどを行っています。
今回の案内人は、ミドリナ委員会の平賀裕子さんです。
始めに、植物の水蒸気蒸留法や芳香蒸留水、精油の説明を受けます。今回は様々な植物の香りを嗅ぎ、その中から、蒸留する枝葉はみんなでひとつに決めて蒸留します。
今回の会場は、ますみヶ丘平地林の一角にある市民の森の中。
当日は、伊那市で県内最高気温(36.1℃!)を記録したようですが、緑の森林の中はどこか涼しく、日差しも優しいので散策しているだけでも清々しい気分です。
各自が気になる木や草の葉や枝をちょっとだけ頂いてちぎったり、揉んだりして思い思いに香り探しに没頭しました。「あ、イチゴがあった」、「この花何の花?いい匂いだね」、そんな小さな発見をしながら進みます。
蒸留会場のウッドデッキに到着。今回は、季節の香りを全員でひとつに決めて、芳香蒸留水を作ります。みんなで集めた候補の植物を並べてどうしようか悩んだ結果、最終的にはどこにでも生えていて材料にできるササをチョイス。
蒸留作業中は「自由な森時間」、初夏の森を心も体もフルに使って感じましょうとのこと。各々散策したり、自然観察したり、実行委員会の方達が用意してくださった焚火パン焼きやハンモックでのんびり等、初夏の森を満喫しました。
私は、焚火パン焼きに初挑戦しました。
(美味しく焼けました!(^^)!)
細かく刻んだ葉がぎっしり詰まった蒸留器内に熱せられた蒸気を通し葉の成分を抽出、それを再度冷たい水で冷やすことで、香り成分を含んだ水や油が抽出されます。科学実験のような蒸留装置なのに、周囲は緑豊かな森林。まるで森の中の理科実験だねとみんなで納得です。
水がこぽこぽと音をたてて沸騰する様子や、ぐるぐると巻かれたガラス管の中を水滴が落ちていく様子は見ていて飽きません。
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