2017.01.18 [ 地域振興局 ]
真冬のマナイタで造林調査
すぐ目の前に見えて、標高3,052mの頂上に手が届きそうな近さです。
しかし皆さんは、南側にある富士山のような頂上が平らな山を眺めているようです。
伊那富士の呼び名で親しまれている戸倉山ですね!その優美で力強い姿から、ただならぬ存在感を漂わせています。
たびたび、い~な上伊那ブログでも取り上げられる人気の山なので、ご存知の方も多いことでしょう!
H28.11.1 掲載の上伊那の山・花・自然 〜戸倉山〜 や、H27.7.28掲載の「信州 山の日」トレッキングツアー ~戸倉山(伊那富士)~で、登山の様子が詳しく書かれております。
つい先週のブログ、H29.1.11掲載の~庚申塔~でも、日本一高所にあるという戸倉山山頂の庚申塔が紹介されていましたね。
戸倉山からは何重にも尾根が連なり、横方向にも深い谷が幾重にも走っています。生き物のように、今にも動き出しそうな迫力。
氷点下の真冬の尾根に青々と茂るアカマツの巨木や、食べ物が乏しい雪山を元気に動き回るニホンジカたちの生命力は、この山々のパワーに支えられている!と感じられる、そんな圧倒的な光景です。
広葉樹が落葉して山の稜線がハッキリ見えるのは、冬山ならではの醍醐味。背ビレのような尾根のアカマツのフサフサとした感じが何とも愛おしく、愛らしく、ニヤニヤが止まりません。あぁ、地形に癒されるぅ幸せ~。
美しい森に山に感動しつつ、調査を続けているうちに、そろそろ下山の時間となりました。
尾根を下っていくと、車を駐めてある林道が視界に入ってきました。冬山は危険との隣り合わせ。道が見えてきただけでも、「無事、下界へ戻れる!」という安堵感が広がります。
夕日の最後の輝きに、林道上の凍った雪がピカピカと光りはじめています。さあ、暗くなる前に帰りましょう。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804