2013.10.16 [ 地域振興局 ]
郷土の水を学ぼう ~富県小学校4年生~
こんにちは。農地整備課のKoです
伊那市の富県小学校では4年生の皆が郷土の水について学んでいます。
昨年に引き続き、伊那市春富土地改良区の織井理事長が先生となり、小学校の周りを流れる「用水路」の歴史や、この水がどこから来るのか学びました。
その様子を紹介します。
最初は教室での学習です。
まず注目したのが校歌の2番の歌詞。「井筋に水は満ちみちて、稔りゆたかな富県の・・・・」
この地域では、田んぼへ水を流す水路を「井筋」と呼んでいます。昔の人が苦労して井筋を造り、水を引いてきたおかげでお米の作れる豊かな土地になりました。「井筋」は校歌に出てくるくらい、この郷土にとって重要なものなんですね。
次に、配られた地図に主な井筋を赤く書き込み位置を確認しました。井筋は1本ではなく何本にも分かれていて、あらためて水の複雑な流れを学びました。
最後にスライドで、この井筋ができるまでの歴史と、いったいどこから水を引いてきたのか、理事長先生からお話を聞きました。
最初に造った水路は「鞠ヶ鼻」と呼ばれる場所で土砂崩れが起き、苦労して水を流していましたが、今は三峰川に出来た大きなダムから取水することにより安定した水を流すことができることを知りました。
「今度は、実際に水がどのように流れてくるのか見てみよう!!」
日を改め、現地見学を行いました。
伊那市春富土地改良区のある「ふるさと館」から見える田園風景を見て、「ここに水が欲しかったんだ」と、理事長先生の力強い声が響きます。
まず、見学したのは「分水工」。
1本の水路が2本に分かれる場所です。
大きな水門が2つ付いていて、水量を調整することが出来るぞ。
ここでは、水路の落差を利用して発電所をつくるんだ。
これは、水路が今の形になった時に造られた記念碑たぞ。
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