林務課です。
8月3日(月)、今年もみどりの少年団の夏がやってきました!
中川村の「大草城址公園」に集まったみどりの少年団は19校。4年生から6年生の小学生305人で、夏休みの1日を緑や木に触れて、自然に親しみました。
中川村の曽我村長さんからは、歓迎のあいさつをいただきました。会場の大草城の歴史にも触れて、身振り手振りで、上伊那郡内の各地からやってきた団員のみんなに中川村の魅力をアピールしてくださいました。(大草城の歴史については、2月17日掲載のい~な上伊那ブログをご覧ください。)
中川東小学校みどりの少年団と中川西小学校みどりの少年団の代表児童による、堂々たる緑の誓いの宣言で、交流集会がスタートしました。
午前中は森林ゲームです。地方事務所や市町村の林務スタッフや引率の先生とグループになって、指令書に書かれたお題をクリアしながら、大草城址公園の中をめぐります。
指令書には、葉っぱを集めるゲームやナゾナゾ、森林クイズなど。その中でも、目玉は「ニセモノを探せ!」ゲームです。園内にあらかじめ設置された造花やおもちゃの虫を見つけ出します。
ニセモノは全部で30個。よーく見ないと、本物の植物や虫と区別がつきません。法面の↑偽ひまわり↑、わかりますか?
草に隠れたホオズキや真夏の柿!?など、いろんな角度から自然を観察。中には、本物の虫を捕まえる子も。
頭上の枝に柿発見!やった!あったーの声に、スタッフも笑顔に。子どもたちの観察力、鋭いですね。
午後からは、中川村の屋根付運動場サンアリーナに会場を移し、「長野県森林づくり県民税」の木育推進事業を活用した木工教室です。
指導してくださるのは、中川村在住の3人のプロの木工作家さん。今回、フォトフレームの制作キットを作ってくださった法嶋二郎さん自ら、作り方の説明をしてくださいました。法嶋さんとの出会いは、今年4月。詳しくは、い~な上伊那のブログ記事「アトリエ開放展はいかが?」(4月13日掲載)をご覧ください。
↑フォトフレーム↑の材料は伊那谷産のヒノキ。クギを使わず、木の特性を最大に利用した木組みの伝統工法で作ります。戦前まではほとんどの木造家屋が伝統工法で建てられていましたが、今ではごくわずかになっています。
実際に自分で組み立てて、先祖から受け継がれてきた伝統工法の仕組みを実体験から学んで、日本の木の文化を知って欲しいというのが法嶋さんのねらいです。
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