2015.07.21 [ 地域振興局 ]
長谷小学校の木育授業
林務課です。
7月7日(火)、木育の授業で、長谷小学校を訪れました。
上伊那林業振興協議会では、平成27年度 地域発 元気づくり支援金を活用して、伊那市と中川村の小学校を中心に、上伊那産のカラマツ間伐材で作った机の天板の設置と、木育授業を行っています。
今回訪問した伊那市の長谷小学校では、前の週の授業参観日に、児童が父兄と一緒に、教室の机の板を張り変えました。
小学生と、その親御さんを含む地域の方々に、木の香りやぬくもりをじかに感じていただき、地域の木への愛着を育んで頂こうというのが、この事業のねらいです。
伊那市内での木育授業は、上伊那森林組合と伊那市役所、上伊那地方事務所の職員が持ち回りで、各校を受け持っています。
さあ、いよいよ私の出番、長谷小学校4年生の木育授業です!
「みなさ~ん、こんにちは~。私は、全国各地を回って、木でできた物を集めている木のコレクターです。
今日は、長谷小学校の机に木の板が取り付けられたと聞いて、やってきましたあ!」
体中が緑色のモシャモシャに覆われた、変なテンションのオバサンに、子どもたちはちょっと引き気味
(自分としては、木が好きすぎて、全身が木に変化しつつある人という設定の衣装なのですが・・・)
最初に、体にくっついている私のコレクションを当ててもらって、木製品にはどんなものがあるかを思い出してもらいました。
みんな、だんだん乗ってきて、大きな声で、「カスタネット!」や「ハンガー!」、「えんぴつ!」と答えてくれました。
今度は、一つずつお家にある木製品を思い出してもらって、お友達とペアになって、ジェスチャーでお互いに当てっこ。「ベッド!」とか、まな板、かと思いきや「包丁!」だったりと、いろんな楽しい答えが出て、盛り上がりました。
木製品がわかったところで、プラスチックや金属の物との違いを考えていただきました。
重さが違うとか、強さが違うという、賢い答えが返ってきました。う~ん、確かに。でも、根本的な違いがあるんだけどね~。
プラスチックや金属の物は、人が作ったものだけど、木は、人と同じ命ある生き物なのです。呼吸をして、水を吸って、運が悪いと雷に打たれたり、病気で枯れたりもする。
そして、人間や他の生き物が生きるために必要な空気を作ってくれる。雨を木の下の土の中に貯めて、少しずつ出して、私達に常に飲み水を提供してくれています。川が枯れないのは、木のお陰なんだね。
私たち人間にも、森の動物たちにも、はるか海のお魚までも、生きていくためには、なくてはならない存在なんだよね~と、お伝えしました。
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