2014.08.30 [ 歴史・祭・暮らし ]
秋を感じる頃 【井月さんのこころ75】
井月さんのこころ シリーズ その75
20日(水)未明に広島市を襲った集中豪雨により発生した土石流で多くの人命が失われ、深刻な被害が発生しました。未だに行方不明者がおられます。
亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様方にお見舞いを申し上げます。
秋霖や殉職の報豪(えら)き雨 青巒
甲子園の高校野球は、北信越の敦賀気比(福井)日本文理(新潟)の2校が3回戦を突破しベスト8に勝ち残り、日本文理は佐久長聖が敗れた福島県の聖光学院を破って準決勝に進みましたが三重に破れ、敦賀気比も準決勝で大阪桐蔭に破れ去りました。
決勝は、25日(月)大阪桐蔭が逆転で三重を4-3で破り、全国3,917校の頂点に立ちました。
23日(土)24日(日)は、御射山(みさやま)神社の例祭・穂屋祭(ほやまつり)でした。諏訪明神が芒(すすき)の穂で葺いた仮宮へ狩りに出かけてこられる、秋口の風封じ・虫封じと豊作祈願の祭りです。
昨年は雨模様で、直会(なおらい)が現地でできませんでしたが、今年は天候にも恵まれ、約60名が参加し、三盛りを肴に賑やかな酒宴でした。
御射山神社の社殿には、巴(ともえ)の紋が染め抜かれた紺色の幕が張られます。この「左三つ巴」は、諏訪明神を副殿に祀り、その親神である大国主命(おおくにぬしのみこと)を本殿に祀る矢彦神社の社紋です。全国の大国主命を祭る神社の多くがこの「左三つ巴」を社紋にしています。大江戸総鎮守の「神田明神(左流れ三つ巴)」などがそうです。
落ち栗のように【井月さんのこころ30】
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鯇捕まえる頃【井月さんのこころ16】
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また、大国主命の親神(6代の祖)である須佐之男命(すさのおのみこと)を祀る津島神社の御本社の神紋は「五葉木瓜」ですが、この「左三つ巴」を社紋にしている分社もありますね。祇園祭で有名な宮田村の「津島神社」などがそうです。
天下の奇祭!!宮田祇園祭 ~あばれ神輿~
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雲の峰 湧き上がる頃【井月さんのこころ19】
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この御射山のお祭りの準備や片付けは、駒沢3耕地(休戸、押野、藤沢)の氏子が夫々の耕地の隣組順に交替で担当しています。今年、休戸は4組が當屋(とうや)で我が隣組5組が「後の當屋(来年の當屋)」でしたので、本祭の神事から参加し、直会(なおらい)と還行祭(かんこうさい:御神体を矢彦神社に還す神事)の後、御射山神社を飾る幕・幟や境灯篭の片付けなどを担当しました。
神前に供えた芒の穂を戴いて帰り、家の玄関にある古い穂を新しい穂に挿し替えて、行く先一と歳の息災を祈念します。
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