大地を清め、神前で伺いをたてる。

多くの子どもを差し出し、責められながら、三番天狗の番でようやく上陸の話がまとまりました。


”シシに頭を噛んでもらうと無病息災のご利益あり”
祭りの最後に子ども達や親御さん、シシの所へ殺到、無事目的を果たせました！

舞台の幕の鞍馬天狗の絵。かつては地芝居が盛んに行われていたそうです。

天狗舞いのお祭りは、場内大興奮の中無事終わりましたが、探検隊としては、大きな謎のお土産が残りました。

・山中になぜオフネ？（依代としての山車（だし）か、それとも舟そのものなのか？）
・一般の神事のような決まった舞や作法など全くない、天狗の野生的、動物的なふるまいは何を表しているのか？
・そして、北大出のご先祖様がこの祭りにこめた後世へのメッセージとは何か？

（神明社の創建は大同二年（807)と伝えられているそうですが、この神事の由来は記録がなく、さきの言い伝えをもとにそれぞれに考えてみるよりないかもしれません。愚輩は、かつて諏訪であったモレヤ族と出雲族の異民族の出会いと融合のようなことが、この地でもあったのでは、と勝手に想像してしまいますが・・・）

ここで、お知らせが！！
民俗学や祭りに関心のある方、上伊那の不思議な民俗の世界と古の人々のこころに触れてみたい方に必見のイベント　「上伊那の祭りと行事３０選映像の祭典」 が、１１月３日（土）４日（日）高遠さくらホテルで開催されます。
企画主催は上伊那広域連合、総合コーディネーターは伊那市出身、ＴＶドキュメンタリー製作や映像民俗学の分野でご活躍の「ほかいびと」映画監督　北村皆雄さん。
お問い合わせは、井上井月顕彰会（電話 0265 (98) 0117）まで。

「神明神社の天狗と獅子」の映像も４日に上映予定です！