2012.11.05 [ 歴史・祭・暮らし ]
地域の元気創造中! -信州みなこい里山泊覧会イーラ その1-
みなさんこんにちは、地域政策課の旅人Mです。
今日は、地域発元気づくり支援金を活用し展開中の、「信州みなこい里山泊覧会 イーラ」の様子をご紹介します。
「イーラ」とは、地域資源を活かした多彩な体験型プログラムを通して地域活性化を図ろうとする「オンパク」という手法を用いたイベントで、今回で3回目になります。過去2回は飯島町、中川村を中心とした「信州いいなか里山泊覧会」でしたが、今回からはプログラムのエリアも駒ヶ根市と宮田村まで拡大し、「信州み(宮田村)な(中川村)こ(駒ヶ根市)い(飯島町)里山泊覧会」となりました。
今回は、イーラの様々なプログラムの中から「ふたつのアルプスが見える町 ミステリーツアー」に参加してみました。
朝9時15分、集合場所の飯島町文化館に行くと、飯島町のキャラクター「いいちゃん」がお出迎えです。
何故?これもミステリー?
…違いました。集合ポイントを間違え、飯島町文化祭に紛れ込んでしまったのです。
さて、気を取り直して集合場所を探します。
こちらで受付を済ませます。このプログラムの募集定員は20人、かなり早い段階で定員に達し申込みを終了していました。スタッフの方に聞いてみると、遠く愛知県から参加された方もいたとか。
バスに乗り、いよいよミステリーツアーのスタートです。
まず最初に訪れたのは、中川村の陣馬形山頂、飯島町が一望できる場所です。
(ツアー当日は山頂が雲に隠れ、かなり霞んでいましたので、先月撮った写真でご紹介します。)
ここでは、中学校の理科の先生であった寺平宏さんが南アルプス・中央アルプスと飯島町の成り立ちをお話ししてくださいました。
お話を簡単にまとめると、
(1)南アルプスが隆起し始めたのは約300万年前で、それまでは岐阜方面からこちらに川が流れていた。
(2)中央アルプスが隆起し始めたのは約80万年前で、それに伴い飯島町の扇状地が形成された。
(3)火山の噴火によって飛んできた軽石や灰の堆積具合により、飯島町の扇状地ができた時代の違いがわかる。
(4)南北に走る断層によって階段状の地形ができており、今もその様子がわかる。
飯島町の成り立ちのミステリーが解き明かされていきます。
ちなみに、陣馬形山頂からは条件が良いと新潟県境の火打山や戸隠連峰、後立山連峰も望めることのこと。何十回も通って撮ったという写真も見せていただきました。
さて、ためになるお話の後はみんなでコーヒーブレイクです。
コーヒーや紅茶、越百の水のほか、地元の栗を使ったお菓子、スタッフの方の手作りなますやイナゴの煮物をおいしくいただきました。
コーヒーブレイクの後はお昼です!
こちらが、スタッフの方が考えに考えた飯島の郷土食、「越百(こすも)御膳」です。
栗ごはん、(地元産大豆と越百の水で作る「ゆきわ豆腐」と手作りお陣屋味噌を使った)お味噌汁、五平餅、馬ロッケ(地元産野菜と馬肉を使ったコロッケ)、アルプスサーモン、天ぷら、かすあえ、くるみあえ、いなご、りんご(陽光)、と全てに飯島産の食材が使われているんです!
どれも気取ったところのないおいしさ、まさに「郷土食」!「ミステリーツアーの食事って何が出るんだろう…?やっぱりザザムシとかカイコかな?」などと心配して損をするくらいのおいしさでした。
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