2013.01.24 [ 歴史・祭・暮らし ]
上伊那の新春の風景~羽広の獅子舞と上島の観音様
こんにちは!
魅力発掘探検隊(歴史・祭り・暮らし班)のIです。
皆様にとってよい年でありますように 上伊那地域の縁起ものの行事をふたつご紹介します。
1月13日(日)晴れ 7時15分 南アルプスからの日の出。
天気のよい日の伊那市羽広地区からの広々とした”見晴らし”は素晴らしいです!
日の出に見とれている間に、目的としていた仲仙寺本殿での「羽広の獅子舞」は終了、不覚!しかし、親切な地元の方から、今年は仲仙寺再興と獅子舞発祥400年の記念の年であること、獅子舞は午後に公民館で、その後みはらしファームでも特別に披露されることをお聞きしました。これは行かなくては!
羽広公民館にて。
羽広山仲仙寺は平安時代に元の寺院が開基しましたが、その後武田勢の兵火により一部焼失、その後慶長18年(1613年)に飯田城主小笠原秀政が住職尊盛和尚に命じて寺を再興、現在の名に改められたと伝えられます。
獅子舞は、立派な再興を喜んだ城主が、伊勢神宮の太々神楽(だいだいかぐら)の獅子舞を舞わせ、天地長久を祈願したのがはじまりといわれています。獅子舞は雄獅子と雌獅子二頭の舞い合わせで奉納されることから「阿吽(あうん)の舞」と言われ、下記の5つの舞が舞われます。
現在は羽広地区で保存会が結成され地域ぐるみで大切に伝えられています。平成17年市無形民俗文化財指定。
一の舞(肇国(ちょうこく)の舞)
二の舞(剣(つるぎ)の舞)
三の舞(豊穣の舞)
「芽出た芽出たの若松様は オーサテナ
枝も栄える 葉も茂る オーサテナ」
四の舞(浄(きよめ)の舞) 別名 子宝の舞
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