2016.12.13 [ 歴史・祭・暮らし ]
〜天竜川の浮島〜
こんにちは。
皆さんはかって天竜川中流に浮島という島があったのをご存知ですか?
『駒ヶ根市誌』によると、
広さは約百坪で、
中央に水神様を祀り、赤松が5本植えられていました。
川が増水しても沈むことがなく、浮島と呼ばれましたが、
昭和の初め、下流にダムができて河床が上がってしまい、
今では全く跡形がなくなってしまったそうです。
駒ヶ根市小鍛冶大橋の近くに壁画があり、当時の様子を窺うことができます。
↓こちらがその壁画です。松島(宮城県)に近いイメージでしょうか。
ちなみに隣には、
『小鍛冶の渡し』 『鮎を釣る人』
の壁画もあります。
「雅趣譬(たと) ふるに物無し」と書かれた
浮島の姿を見られないのは残念ですが、
時の流れの中で消えゆくものもあるということなのですね。
上伊那地域魅力発掘探検隊ZTでした。
浮島のレリーフ(小鍛冶大橋)
【参考文献】
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