い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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新年会・どんど焼きの頃 【井月さんのこころ149】

井月さんのこころ シリーズ その149

 6日(水)は、二十四節気の「小寒」で寒の入り。地方事務所の所課長親睦会「八手会」の新年会が「角八」さんで開催されました。
 角八さんは、蕎麦屋さんですが、牡蠣鍋、河豚刺し、鯛塩釜などの魚介類もおいしい評判のお店です。伊那市高遠町山室産の酒米「ひとごこち」を使って造られた(株)仙醸の純米酒「やまむろ」の冷酒で乾杯して、賑やかに新年を祝いました。生ビールのジョッキおかわりのほかに「やまむろ」2升が空になりました。

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 河豚の座を井月さんが詠んでいます。

   河豚(ふくとう)やひそひそ咄(ばなし)壁を洩   井月

 以下、この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
 河豚の座の気味悪さ。壁を洩れてくるひそひそ話。一体何を相談しているのか。河豚鍋を煮るいろり端で。「河豚売やあと振り返り振り返り 井月」も何を振り返るのか謎めいて不気味だ。
河豚の美味は冬、料理法が研究されて毒に当たることも希だし、宅急便でも届くが、昔は山中では想像だけのご馳走であった。空想の世界が広がる。
(河豚・冬)

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 7日(木)は、七草。五節句のひとつで、人日(じんじつ)です。七種粥を食べて祝います。芹(セリ)、薺(ナズナ)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、仏の座(ホトケノザ)、菘(スズナ)、蘿蔔(スズシロ)の7種。
 疲れた胃腸をいたわり、不足しているビタミンを補うには最適なメニューです。
 五節句は、人日(じんじつ)、上巳(じょうし)、端午(たんご)、七夕(しちせき)、重陽(ちょうよう)。
 昨年と一昨年の記事はこちらです。
 嫁が君に 【井月さんのこころ97】

 人の日に【井月さんのこころ43】

 8日(金)上伊那広域連合主催による新春名刺交換会が開催されました。
 県機関を代表しての挨拶要旨は、次のとおりです。

 日頃から県政にお寄せいただいております、上伊那広域連合や市町村を始め、国の関係機関の皆様方の御支援、御協力に対しまして、心から感謝を申し上げます。
 昨年の長野県は、北陸新幹線の金沢延伸や善光寺御開帳、NHK大河ドラマ「真田丸」の放映決定など、どちらかというと北信の方に注目が集まった年でありました。また、観光面では、駒ケ岳ロープウエイの運休や高速バスの交替運転手の規制強化などの影響もありまして、上伊那観光にとっては苦戦を強いられた一年でありました。迎えた今年は、申年であります。諏訪大社や諏訪系の小宮の御柱年でもあり、たくさんの皆さんに南信へ足を運んでいただいて、願わくは景気も巡航速度に乗って着実に上向いていくことと、災害のない平穏な年になるよう期待をするところであります。
 県の五か年計画「しあわせ信州創造プラン」も4年目、「二つのアルプスに抱かれて 紡ぐ文化と産業 息づくいのちとくらし」を掲げた上伊那地域でも、次第に成果を産みつつありまして、米政策変更に対応して水田活用米穀による転作に地域全体で取り組む体制づくり、木質バイオマスや小水力発電など再生可能エネルギーの更なる普及を目指す取組も大きく前進しました。また、地方創生の総合戦略「長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略」を昨年の10月に策定し、地方創生の取組みも加速化します。上伊那地域の8市町村でもともに昨年10月までに総合戦略が出揃いました。地域戦略会議においてオール上伊那で推進していく方向性についても確認をいただきました。
 一つは、移住定住の促進に向けた相談窓口の一元化、二つ目には都会へ進学した子供たちのUターンを促すための就職準備合宿による就職活動支援、三つ目には三風の会との公民連携による伊那谷の原風景をいかした景観づくり などであります。
 また、地域の将来を担う人材育成では、「南信工科短期大学校」がいよいよ4月開校します。40名定員のうち 校長推薦等により既に27名の入学者の選抜が済んで、2月と3月の一般入試で更に優秀な一期生が集まることを期待しております。
 そして、6月5日には全国植樹祭が開催されます。伊那市の鳩吹公園で県民植樹を行い、その様子が天皇皇后両陛下をお招きして 長野のエムウエーブで行なわれる開会式と中継で結ばれる予定であります。こちらにも大勢の御参加をお願い申し上げます。
 また、中・長期的な視点では、リニア中央新幹線を地域振興に活かすための「伊那谷自治体会議」における「リニアバレー構想」の検討を更に深めまして、伊那谷がリニア新幹線を活かしながらINA-valleyの定住・交流人口を増やして 世界に繋がるような地域づくり を行っていくことが大切だと思います。
 結びに、本年も県職員一丸となって、事件事故を減らし、コンプライアンスの確保も図りながら 国の機関や広域連合、市町村の皆様方とも 互いに手を携えまして、上伊那地域が益々暮らしやすく元気な社会になるように、着実な仕事を進めてまいりたいと考えております。本年が上伊那地域にとって希望が持てる、明るい年になりますようにご祈念申し上げますとともに、御参会の皆様方の益々のご健勝をご祈念申し上げまして、新年のあいさつといたします。

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