2014.04.03 [ 食・農・旅 ]
井月さんの句にちなんだ料理メニューはいかがですか!
農政課のHです。
去る3月24日に開催し、「井月さんのこころ 54」でご紹介いただいた『井月さんと歩む上伊那の滋味ある地域料理メニュー提案会』の詳報をお伝えします。
そもそもこの企画は、上伊那地域の豊かな食材をもっと地域の飲食店等に活用していただきたいという発想が原点で、これを具現化する視点として「上伊那にしかない物語性、ストーリー性」は何かないかと探しあぐねたところ「井月さん」に行き着いたというところです。
メニュー提案会の趣旨は「井月さんのこころ 54」でご案内いただいておりますので割愛いたします。
当日は市町村、JA上伊那、農村女性マイスター県関係者など約30名にご参加いただきました。提案会冒頭Jには青木上伊那地方事務所長から、こうした提案会を通じて地域に根ざした食の魅力を積極的に発信し、飲食業や観光業界で活用いただくよう地域を代表してあいさついただきました。
<青木地方事務所長による挨拶> <石川係長による料理の説明>
当初の目論見は今回提案するメニューをお使いいただく飲食店やホテル旅館業者の皆様にお集まりいただきたかったのですが、告知期間が短かったこともありターゲットとしていた皆様のご参加が少なかったことは反省となりました。
こうした状況とは裏腹に提案メニューは抜群な見栄えと味でした。ご担当いただいた㈱グレース フラワーパレスの石川係長さんからメニュー全体についてご説明いただいたあと、小澤料理長さんからメニュー考案の視点についてお話いただきました。
小澤料理長さんはイタリアンがお得意ということで、四季ごとに都合13品を提案いただいたお料理にはイタリアンの香りやイメージが漂う素敵なメニューでした。ご参加いただいた女性陣からも大変好評で宮田村からご参加いただいた方からは「ぜひ参考にしたいので早くレシピを見せて」といった嬉しいお言葉も頂戴しました。
また提案会に関するアンケート調査結果として
・彩の良い料理だった
・地元の食材を使って作れる
・季節を感じることができた
・見た目も味も良かった
・どのメニューも完成度が高かった
・メニューの意外性があった
といった意見が寄せられるなど、「滋味ある」と銘打ち、奥深く豊かな地域料理として定着させたい想いで開催した提案会として一定の効果はあったかと実感しています。
料理に関するアンケートについては「見た目」と「試食後の評価」の2項目について参加者の反応をアンケートしました。
結果は「見た目評価の上位3品」は
①鹿肉のロースト 栗のマッシュポテトを添えて
・・・井月さんの句「薬喰した夜は聴かず松の声」
(薬喰とはジビエのこと)
②和菓子と抹茶のムース
・・・井月さんの句「よき草のなれも数なり蕗の薹(ふきのとう)」
③塩イカと糸寒天の和え物
・・・井月さんの句「銭取らぬ水からくりや心太」
③餅と里芋のグラタン
・・・井月さんの句「餅搗(もちつき)は家内和合の始かな」
となりました(赤字は料理名の食材と井月さんの句に詠まれた食材を表しています)。
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