2015.11.21 [ 歴史・祭・暮らし ]
やるせなき世に 【井月さんのこころ141】
なお、中川村人形保存会の人形芝居「切竹紋次人形」再興事業は、県内で3事業に贈られる「地域発 元気づくり大賞」の受賞が決まり、21日(土)大町市で開催される「やまびこフォーラム2015in大北」において表彰されることになりました。
続いて、かみいな魅力発信シンポジウムで『地域の特色を活かした移住・定住促進』をテーマにパネルディスカッションが行われました。
地域づくりネットワーク長野県協議会上伊那支部長 小林正明氏 をコーディネータに、地域の特色を活かした地域づくりや様々な取組みをされている次の3名の方々をパネリストにお招きし、上伊那地域の移住・定住促進へつなげていくために大切なこととは何か、意見交換を行っていただきました。
パネリスト
伊那市集落支援員 水口 航 氏
信州フューチャーセンターおてんとさん 伊藤 優 氏
信州大学地域戦略センター 麻田 玲 氏
14日(土)15日(日)の二日間にわたって行われた第64回長野県縦断駅伝では、上伊那チームが通算11時間42分57秒で2年連続35回目の優勝を飾りました。長野から飯田まで22区間217.5キロメートルで襷をつなぐこの大会は、地元上伊那でも熱心な沿道ファンが小旗を振り、応援していました。
さて、世間の諸々の憂さや雑事からは距離を置いていた井月さんです。
世事はみな人に任せて花に鳥 井月
この句と竹入弘元先生の評釈については、遡回その96をご覧ください。
そんな井月さんについて、下島勲(空谷)高津才次郎が書き残した『奇行逸話』に「井月の証文」という話しが登場します。火山峠山麓の「酒喰へ(さけくらへ)茶屋」へ井月さんが書き置いたという酒代の証文。字を読めない老婆が書き付けていた符牒を書き写して題句を添えて「さて良き証文が出来た。是なら私が死んでも屹度取れる」といって貯まっていた酒債の証文を残したそうでありますが、惜しいことに何れへか紛失して残されていないとのことです。
どのような題句であったかも不明だそうですが、晩秋に詠まれた井月句をひとつ。
秋経(ふ)るや葉に捨てられて梅擬(うめもどき) 井月
17日、政府は沖縄県知事による名護市辺野古沿岸部埋立て承認取消しを撤回する「代執行」に向けた訴訟を福岡高裁那覇支部に起こしました。法廷闘争へ舞台を移すことになった新たな「沖縄戦」も、どうなることやら。
秋経るや井月(せけつ)の証文辺野古(ヒヌク)にも 青巒
さて、憑(たのめ)の里で田の神様が山へお帰りになる山の神様の例祭が、15日(日)午後1時から雨上がりの駒沢山徒道(かちみち)に祀られている山の神社で執り行われました。
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