こんにちは、上伊那農業農村支援センターの信州放牧豚です!
11月23日(日)、飯島町で「第13回飯島米俵マラソン」が開催され、私も10㎞の部に参加しましたので、その楽しい一日をお伝えます。
晩秋の澄んだ空気、広がる田園風景、そして沿道からの温かい声援。まさに飯島町ならではの魅力が詰まった大会でした。

唐澤町長がエールを送る!「農協の概算金※は60㎏で約28,000円(5㎏で2,400円弱これが店頭では…」(※米を出荷した生産者への仮払い金で、販売後に精算処理されます)

「俵富士」が美しいです。整然と積まれた様子から手作りの俵が高品質と感じます。 「落俵注意」(笑)

米俵応援キャラの八十八番隊長※が消防団を指揮し、ランナーの士気を高めます♪(※漢字の「米」を分解すると八十八となることが隊長名の由来)
◆最大の特徴は?
この大会の最大の特徴は、ランナーが「米俵」を担いだり背負ったりして走ること。今回の米俵は3kgですが、肩に食い込む感覚は想像以上。走り始めは軽く感じても、距離を重ねるごとに腕や肩にじわじわと負担が増し、息が荒くなります。沿道から「あと少し!」「がんばれ~!」と声援が飛び交い、ランナーは歯を食いしばりながら前へ。中には笑顔で軽快に走る強者もいて、その姿に拍手が沸き起こります。過去には10kgや5kgの米俵を担ぐ部門もあり、挑戦心をくすぐる大会として知られています。

思い思いのコスチュームで米俵を担いで「スタート!」 皆さん 元気いっぱいです。

美しい中央アルプスをバックにゴール! 皆さんヘロヘロです。
◆なぜ米俵なのか?
その背景には、飯島町が古くから米どころとして知られ、農業文化を大切にしてきた歴史があります。しかし、十数年前、藁から米俵をつくれる技術者が高齢化で1人となり途絶えそうな危機感と、その技術伝承をきっかけに「農業の価値を再発見し、地域を元気にしたい」という思いから、米俵を担いで走るユニークな大会が誕生したのです。単なるスポーツイベントではなく、農業と地域文化を発信する場として、全国から注目を集めています。

入賞者賞品の数々。新米、みそ、そばなど飯島産にこだわった品々です

これが米俵マラソンランナーの基本スタイル! なお、モデルは信州放牧豚です
◆楽しい!おいしい!!
おもてなしも飯島町ならでは。ゴール後には炊き立ての飯島産コシヒカリが振る舞われ、参加賞としてもお米がプレゼントされます。「飯(めし)の島(しま)、飯島町」という名前に込められた、食と地域の豊かさを感じる瞬間です。
さらに、この大会は仮装ランナーが多いことでも有名。米俵を背負ったサンタクロースや、アニメキャラクターに扮したランナーが沿道を沸かせ、笑顔が絶えません。会場には地元グルメや特産品のブースも並び、応援する人も一日中楽しめるイベントでした。
自然、食、文化、そして人の温かさ。飯島町の魅力がぎゅっと詰まった「米俵マラソン」。来年もぜひ、多くの方にこの特別な体験を味わっていただきたいと思います。中央アルプスと南アルプスを望む雄大な景色の中を走る、忘れられない一日となりました。

炊き立ての飯島産コシヒカリの「おにぎり」と「豚汁」が完走者にふるまわれました!おいしかったですよ~絶品‼

農産物加工品の販売ブースをはじめ、手打ちそばやりんご販売など様々なブースが列を作って並んでいました。走らなくても楽しく過ごせます。
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