Ｈ２７年（２０１５年）６月２５日(木)～２６日(金)、

首都圏の大学の就職支援担当者を招き、企業視察・交流会を開催しました。

文科省の学校基本調査（Ｈ２６年速報）によりますと、長野県内の高校を卒業して大学・短大に進んだ人のうち、県外への進学者は、なんと８４．６％。

これは全国の都道府県の中で、５番目（！）に高い流出率です。

また、県の労働雇用課で、全国の主な大学・短大３００校以上を対象に調査した結果では、長野県出身の学生のうち、長野県にＵターン就職した人の割合は３８．８％（Ｈ２６年３月の卒業生）。

（このくだり、どこかで見たような・・？、そうです、先日、某紙の取材を受けたのです）

仕送り中のお父さん、お母さん、

お子さんは帰ってこないかもしれません・・・

少子化とも併せ、産業会では人材確保が重要な課題となっており、今年１月、当地域の経済団体、行政、金融機関１３団体が会員(*)となって、「上伊那地域若者人材確保連携協議会」が設立されました。

“オール上伊那”での取組です。

* 会員：伊那職業安定協会、(一社)長野県経営者協会上伊那支部、伊那商工会議所、駒ヶ根商工会議所、長野県商工会連合会上伊那支部、長野県中小企業団体中央会上伊那支部、(公財)長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター協議会、長野県上伊那地方事務所、伊那市、駒ヶ根市、上伊那広域連合、上伊那農業協同組合、アルプス中央信用金庫、顧問：伊那公共職業安定所

 同協議会では、この４月、「銀座ＮＡＧＡＮＯ」で、首都圏在住の学生を対象にした上伊那地域の企業の就職説明会を開催し、また、同月末に伊那市で開催した企業説明会には、東京からの無料就活支援バスを運行しました。

そして、今回の事業が第３弾。

当地を訪問していただいた方々は、「大学職業指導研究会第四分科会」会員から、１６大学、２０名。首都圏を中心とした私立大学の、理系学生の就職支援を担当している皆さんです。

視察先は、ナパック（駒ヶ根市）、サン工業、キッツ伊那工場、ＫＯＡ、ルビコン（以上伊那市）の５社。