2015.02.03 [ 歴史・祭・暮らし ]
上伊那歴史散策 日輪寺(箕輪町)
こんにちは、上伊那魅力発掘探検隊 歴史・祭り・暮らし班のTです。
今回は箕輪町にある「日輪寺」というお寺をご紹介します。
「日輪寺」は、以前当ブログでもご紹介した「上ノ平城跡」の城主であった知久氏が、建久2年(1191年)
に祈願寺として開いたと言われるお寺で、上伊那最古の寺のひとつとされています。
場所も「上ノ平城跡」にほど近い場所に建てられています。
元々は現在地から少し離れたところにある「堂平」というところに建てられていましたが、過去の火災や
戦国時代の焼き討ちにより、現在の場所に移されたといわれています。
また、その火災により、本尊の阿弥陀如来像も左手を残し焼けてしまいました。
残った左手は、再建された日輪寺で保管されていましたが、その後も度重なる火災に見舞われたため、
歴史的貴重品とともに左手も焼失してしまったそうです。
敷地内はとても静かで落ち着きを感じます。
小さな池もあり、池の真ん中には小さな祠が置かれています。
桜やアジサイも植えられており、時期になれば花を楽しむことも出来そうです。
私たちが訪れたのは12月と寒い時期でしたので、花はありませんでしたが、落ち葉や枯れ木が
冬独特の味を出しており、良い雰囲気を感じました。
近くにお立ち寄りの際は、一度訪れてみるのも良いかもしれません。
その際は、日輪寺の開祖である知久氏の居城、「上ノ平城跡」へも併せて立ち寄ってみては
いかがでしょうか。
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