い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

防災講習会を開催しました!!

皆様初めまして。私は伊那建設事務所のイケメン新規職員の○井です。

 先日、辰野町におきまして、学生や辰野町民の皆さんと防災講習会を開催しましたのでご紹介いたします。

会場は辰野町の信州豊南短期大学で、僕も約半年前の学生に戻った気分で、うきうきしながら出かけました。
いざ突入~。

と、その前に、なぜ建設事務所が防災講習会なのかという話です。建設事務所では洪水や土砂災害から地域を守る河川改修や砂防堰堤などの防災工事を行っており、これらを「ハード対策」と呼んでいます(コンクリートのイメージでしょうか)。これに対し、災害の危険が迫ったときに命だけは絶対守るため、とりあえず安全な場所に避難しましょう、という対策を「ソフト対策」と呼んでいます。建設事務所ではこの2つの対策を組み合わせて、総合的な防災対策を進めているのです。

 ところが、多くの人にとって「災害」は人事です。自分には関係ないと考えています(僕もそうでした)。現実に東北の津波や伊豆大島の土石流災害といった大きな災害が起こっていますが、「まさか自分が」と考えてしまう人が大半なのです。また、ほとんどの方が一生体験しないことも事実でしょう。

 しかし、全国の災害による死者は、ここ10年の平均で年120人以上を数えています(東日本大震災は除いて、です)。ピンと来ないかもしれませんが、少なくとも自分が、あるいは家族がそうはなりたくはないはずです。そのためには、日頃から防災について考えているか否かでは、大きな差が出ると思うのです。
 そんなことを考えながら辰野町を通じて信州豊南短期大学の森本理事にお話をもちかけたところ、快くご協力いただけることとなり、防災講習会の開催とあいなりました。

        会場の入り口 
    看板も用意していただきました。

 そんなわけで10月24日の午後、信州豊南短期大学に出かけました。当日は、大学のご協力で、講義時間の1コマ(90分)をいただきました。会場は第一コンピュータ室で、各机にパソコンが備えてあるほか、プロジェクター、DVDなどの映像装置とスクリーン、スピーカーなどの音響装置が整っているすばらしい環境です。学生さんのほか、辰野町の自主防災組織関係の方、約50名にご参加いただきました。

        会場内の様子

まず、長野県自主防災アドバイザーのほか、防災士の肩書きをお持ちの、有賀元栄さんからお話をしていただきました。題名は「18年豪雨災害を振り返る」です。ちなみに平成18年の災害では辰野町で4名の方が亡くなりました。そう、人事ではないのです。

 マイクを持って話されているのが有賀元栄さんです。

有賀さんは、地元辰野町にお住まいで、平成18年7月豪雨災害を経験されているほか、全国各地の被災地にボランティアで出かけるなど、豊富な知識と経験をお持ちの方です。

つづいて、県庁危機管理防災課の矢口担当係長が「長野県政出前講座」を行いました。テーマは「地域の防災力をアップしよう」。

     危機管理防災課 矢口担当係長
     (暗い上にピンぼけですみません)

実際の災害時の映像や、伊豆大島の災害など最近の話題も取り入れており、分かりやすく聞いていただけたと思います。

最後に、僕の上司であるT係長が土砂災害に関する話をしました。時間が10分と短く、ちゃんと伝わったかは???でしたが・・・皆さん、その意欲だけは買ってやってください。

 後日、大学から防災講習会に関する学生のレポートをいただきました。拝見すると、僕たちの意図するところがきちんと理解されており、やったかいがあったな、と少し安堵しました。

 なお、1週間後の10月31日には、近くにある砂防工事現場の見学会を行いました。そのときの模様です。

       赤羽の砂防堰堤の見学 

      沢底の砂防堰堤の前で撮影
       森本理事と学生の皆さん

1 2

このブログのトップへ

このブログや記事に関するお問い合わせ窓口

上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804