【坂戸橋から感じる秋の風情】
　
　伊那建設事務所のGです。

　中川村の坂戸橋に行ってきました！
　春先には美しい桜との共演を見せてくれる坂戸橋。さて秋にはどのような一面を見せてくれるのだろうかと思いながら向かえば、そこには春とはひと味違った閑静な趣がありました。
　サクラの淡い色彩に染め上げられた春の華やかな景色とはうって変わり、ケヤキの黄葉とサクラの枯れ枝が混じる風景は、静かな季節の移ろいを実感させてくれます。そして、そこにいつの季節にも変わらぬ風情で優雅に佇む坂戸橋。季節の流れを感じさせる木々や山と、そこに変わらない姿で端然と存在するアーチ橋とのコントラストに見入ってしまいました。

【造形美と機能美と。】
　ご存じの方も多いと思いますが、坂戸橋は昭和8年に完成し、当時は「東洋一」と称されたほどの橋長を誇りました。これだけでも凄いことなのですが、私が更に感銘を受けたのは、その日本の土木技術だけでなく、その機能を存分に発揮させつつ、美しい造作も併せ持たせた、という点です。だからこそ、80年もの長い間、変わらず地域の皆様に大切にされ続けているのでしょうね。

　重厚でありながらも景観に調和するデザインの坂戸橋ですが、眺めるだけでなく、もちろん実際に渡っても楽しめます。

　坂戸公園の近くに駐車場も整備されているので、そこに車を停めて辺りをのんびり散策するのも楽しそうです。