2014.11.19 [ 地域振興局 ]
「上伊那地域おもてなし向上セミナー」を開催しました!
10月30日に設立された、「上伊那地域 おもてなし向上プロジェクト実行委員会」の初事業として「上伊那地域おもてなし向上セミナー」を下記のとおり開催しました。
・日時:平成26年11月12日(水)午後2時~午後4時
・場所:かんてんぱぱ西ホール
当日は、実行委員会会員のほか、観光事業者等約130人の方にお集まりいただきました。
長野県PRキャラクターの「アルクマ」も皆様を「お・も・て・な・し」してくれました。
青木所長より開催のあいさつ
さあ、セミナーのスタートです。
伊那食品工業株式会社代表取締役会長 塚越寛氏より、「おもてなしであふれた いい地域をつくるために!」と題して基調講演を行っていただきました。塚越会長の講演のなかで、観光客を呼び込む5つの要素として「見る」「食べる」「買う」「学ぶ」「癒し」の重要性や、海外へ伊那路を売り込んでいくために「伊那バレー」と呼称していくのがいいのではないか、三遠南信自動車道の開通が上伊那地域に多くの効果をもたらすなど、企業経営者の枠を越えて、上伊那地域の将来性について多くの示唆に富んだお話しをしていただきました。
続いて、平成25年度「信州おもてなし大賞」知事表彰を受賞された伊那市立高遠中学校の「観桜期のおもてなし活動について」同校の城倉淳先生に事例発表を行っていただきました。
そのなかで、全国からの観光客や地域の皆さんと生徒さんが、直接語りあうことで、生徒の表情に自信が満ちあふれ、そして「来年もまた来るね」の一言が非常にうれしい瞬間とのお話しがあり、会場にお越しいただいた皆さんが教育現場でのおもてなしについて感銘を受けていました。
最後は、長野市に本社のある中央タクシー株式会社代表取締役会長の宇都宮恒久氏と塚越会長に、「企業や地域を元気にするためのおもてなしについて」というテーマで、ご対談いただきました。
宇都宮会長からは、人材育成のポイントとして、社内の風通しの良さ、社風が大きな力となっている」それが、基盤となり、経営理念である「客の幸せが先、利益は後」が社員に浸透しているのではないか。また、塚越会長からは、おもてなしは今、そこにお見えになるお客様にその瞬間に判断し、ご提供するもの。上司に判断をあおいでいるようでは、良くない」等、明日からすぐに、企業経営や人材育成に活用できる非常に有益な対談でした。
最後に、当実行委員会会長で伊那商工会議所会頭川上健夫氏よりお礼のあいさつでセミナーは閉会しました。
当日の参加者の皆様には、「プレ上伊那検定」やアンケートにもご回答いただきありがとうございました。
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