2014.02.27 [ 食・農・旅 ]
こだわりの純米蔵~駒ヶ根市長生社~
魅力発掘探検隊のHです。
上伊那の酒蔵探訪第3弾!今回は、駒ヶ根市赤須東、JR飯田線、駒ヶ根駅から数百m南下した線路の東側に位置する、清酒「信濃鶴」の酒造株式会社 長生社を訪ねました。(前回、前々回はこちら)
創業明治16年の老舗で、現、専務で杜氏の北原岳志さんの高祖父である創業者が、広島県で修業した酒蔵の酒「賀茂鶴」の一字を頂いて命名したのが「信濃鶴」とのことです。
酒造りの様子1
完成した麹
酵母を増殖する酒母室
手前は北原専務(杜氏)
長生社で醸造する酒の銘柄は「信濃鶴」のみで、以前は醸造用アルコールを添加した3倍醸造酒も造っていましたが、消費が右肩下がりの日本酒に、もう一度振り向いてもらいたい思いを込めて、10年ほど前に全て純米酒に切り替えました。驚くのは純米酒に切り替えて以降も、原料費以外のコストを削減する等の企業努力により、一般酒と変わらぬ価格で提供しているということです。
酒造りの様子2
温度コントロールできる低温タンク
もうすぐ絞れるもろみ
原料の米は飯島町産の酒米「美山錦」100%というところも、大きな特徴と言えます。水は酒蔵の敷地内に湧く中央アルプスの伏流水です。もろみのアルコール発酵過程で、雑味を出さないように温度コントロールできる低温タンクを導入して丁寧に造ったお酒は、お求め易い美味い純米酒との評判を呼び、県内外にファンを増やし続けているそうです。
商品は搗精歩合60%の純米酒、55%の特別純米酒、39%の純米大吟醸の3種類です。上伊那の酒屋さんで、お手軽にお求めになれます。
長生社
駒ヶ根市赤須東10-31
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