い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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辰野町の「エゴマ」を収穫しました!

こんにちは!上伊那農業農村支援センターのS&Sと申します。

 

今回のテーマは、独特の香りが人気の「エゴマ」です。

長野県を含む中部地方の郷土料理、「五平餅」のタレなんかにもよく使われますよね!

 

最近はスーパーなどでもエゴマ油が普通に見られるようになりましたが、加工される前のエゴマって、見たことありますか?

 


収穫した物はこんな形をしています。大きなねこじゃらしみたい?

近づいてよーく見ると、小さな袋のようなものがたくさん集まっているのが分かります。

この袋の1つ1つにエゴマの実が入っているんです!

 

というわけで、これを勢いよくバサバサと振ってみると・・・


2mmほどの小さな実がたくさん飛び出してきました!

これを絞って採れる油が「エゴマ油」、そして搾りかすを粉末にしたものが「エゴマパウダー」として市販されています。
また、実を炒ってすり潰した、すりゴマならぬ「すりエゴマ」は、エゴマの風味を余すことなく楽しむことができます。

 

エゴマは縄文時代の遺跡からも見つかるほどの長い歴史を持つ作物ですが、江戸時代以降、エゴマ油に代わって菜種油が普及したことで栽培面積はガクンと落ち込みました。しかし、近年になって人体に不可欠な必須脂肪酸の1つ「α-リノレン酸」が、他の食用油に比べてはるかに多く含まれることが分かり、健康に良い食品として注目を集めています(※)。 (※)「農業技術大系」より引用

それに伴い、全国各地でじわじわと栽培面積が拡大しており、辰野町でも平成29年から町を挙げての本格的な栽培が始まりました

比較的どんな土壌でも栽培しやすく、獣の被害を受けにくいことから、山間地の耕作放棄地を解消する作物として期待されており、辰野町では栽培希望者にエゴマ種子を無償で提供する取り組みを行っています。本年度は約80戸の農家に種子が配布されました。

 

…と、長ーい前置きはこのくらいにしておいて、今回は辰野町のエゴマ収穫の取材をさせていただいたので、その様子をお伝えします。


こちらが収穫時期を迎えたエゴマの畑。辰野町沢底地区にある日当たりのよい畑です。
この一面に広がるエゴマをどうやって収穫するかというと…

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