い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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蛍の光と還暦に 【井月さんのこころ119】

井月さんのこころ シリーズ その119

今週の一枚は、「分蜂(ぶんぽう)」です。

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 山付きの畑をトラクターで耕そうと思って行きましたら、今年も猪が侵入して土を掘り返し始めた跡が数箇所ありました。ちょうど近くの畑で猟友会員の小出さんが作業していたので、くくり罠を仕掛けてもらおうと相談に行きました。

 小出さんは、養蜂家で空の巣箱をバーナーの火で炙っているところでした。どうしたのかと訊ねると、分蜂したミツバチを入れる巣箱の準備をしているとのことでした。近くの桜の枝に大きな一群のミツバチが垂れ下がっていました。一つの巣箱に蜜蠟で人工的に造った基巣を9枚乃至10枚入れて、分蜂した女王蜂とそれを取り巻く働き蜂を入れるのだそうです。その作業を見学させていただきました。それがこの写真です。

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 13日(土)辰野町新町発足60周年記念式典と、併せてワイトモ国際姉妹都市提携20周年記念式典が辰野町民会館で開催され、出席させていただきました。

 昨年度の県消防ラッパ吹奏大会で優勝した辰野町消防団ラッパ隊の見事なファンファーレ吹奏で開幕した式典で、祝辞を申し述べる機会を与えていただきました。要旨は、以下のとおりです。

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  本日ここに辰野町新町発足60周年記念式典が盛大に開催されるにあたり、一言お祝いを申し上げます。日頃、皆様方からいただいております、長野県政に対する暖かい御支援と御協力に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

 本州のほぼ中央に位置する辰野町は、古くから街道や鉄道が交差する交通の要衝として栄えてきたところであります。丘陵上には果樹園や畑が拓け、天龍の豊富な水を受けて水田が拡がる自然豊かな田園地帯であり、また、精密機械等を中心とした工業も盛んであり、自然環境と産業とが調和したすばらしい町であります。

  昭和30年に旧辰野町と旧朝日村が合併し、新しい町が発足して60年の歴史を刻んでまいりました。わたくしも一町民であり、今年還暦を迎えますので、ひとしお感慨深いものがありますが、高度経済成長の右肩上がりの時代から低成長へ、そして人口減少社会へと大きな時代の移り変わりの中で、幾度もの自然災害をも克服しながら現在の辰野町があります。

 今日の辰野町の発展がありますのは、町の発展に尽くしてこられた先人の皆様方の御明察と加島町長さんをはじめ、町を愛する皆様方のたゆまない御努力の賜物であり。改めて心より敬意を表するものでございます。

 町ではこれまで行財政改革を行いながら「ひとも まちも 自然も輝く 光と緑とほたるの町 たつの」の実現に向けて、まちづくりを進めてこられました。今年度「第六次行財政改革大綱」を策定するとお聞きし、更なる推進に御期待申し上げるところです。

 長野県も昨年11月の「地方創生法」の施行を受け、地方における「まち・ひと・しごとの創生」に向けて、市町村と連携しながら「人口ビジョン」・「総合戦略」の策定に取り組んでいるところであります。人口減少をどの程度に食い止めるかがカギであります。

 県といたしましても、町の総合戦略や行財政改革に向けまして、町の自主性と自律性が十分発揮され、地域の実情に即した行政サービス体制が構築されますよう、できうる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。

 このほか、今年度、県では「地域発 元気づくり支援金」により、小野地区の「地域防災力向上事業」やJR飯田線の活性化を図る「飯田線と天竜まったり散歩」事業などの支援を予定しているところであり、こうした地域資源を生かし、守り、創るといった住民レベルの取組は、他の自治体の模範となるものであり、今後のまちづくりの大きな原動力となるものと期待をしております。

 結びに、辰野町が本日を契機として、「ひとも まちも 自然も」更に輝く町に発展されますことをご祈念申し上げますとともに、町民の皆様、ご臨席の皆様方の益々の御健勝をご祈念申し上げまして、お祝いのあいさつとさせていただきます。

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 ニュージーランドのワイトモ・ディストリクトは、北島オークランドの南200kmに位置する行政区で、先住民族のマオリ語でWAIは水、TOMOは穴を意味し、洞窟内にツチボタルが生息しており、神秘的な観光地になっているのだそうです。ホタルが取り持つ縁で、平成7年3月、ワイトモにおいて当時のマンロー町長と垣内町長とが姉妹都市協定を結んで20周年を迎えたことを祝う式典でした。

 この間、町からニュージーランドへ派遣された中学生は183名、高校生は19名に及ぶとのこと。我が家の長女も中学生当時にホームステイプログラムに参加させていただきました。式典では、ワイトモからホームステイプログラムで来町していた子供達による『ポカレカレアナ』の合唱やマオリ族の勇壮な民族舞踊『ハカの舞』も披露されました。

 13日(土)は信州辰野ほたる祭の開幕式にも出席させていただきました。

 JR辰野駅から本町交差点・伊那富橋、平出交差点一帯が歩行者天国になり、数多くの露店が並び、町内の小学校鼓笛隊や辰野中学校吹奏楽のパレード、「ほたるのお宿うつし」などが行われ、大勢の観蛍客で賑わっていました。

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