2013.07.12 [ 食・農・旅 ]
辰野町の魅力発信!(2)~甘くて美味しいミニトマト~
すっかり夏の様相を呈してきましたが、皆様夏バテなどされてないでしょうか。部屋の西日がきつい魅力発掘探検隊員千両です。
第2回目の辰野町魅力発信では、県下初、ミニトマトのハウス水耕栽培を始めて21年目、「ミラクルファームアズサ」(代表:下田則巳さん)をご紹介させて頂きます。
「下田さんが栽培されているトマト」
工場を経営されていた下田さんが、ミニトマトの水耕栽培を始めたきっかけは、1985年の「つくば博」にて13,000個の実をつけた一本のトマトの木を見てから、ということです。
2棟のハウスには、2,000本と1,600本のミニトマトが植えられ、年4回の植え替えで1日約100kgを収穫します。
下田さんのミニトマトは、普通のトマトに比べ糖度が高く、6.5~8度あります。
糖度を図っている下田さん。実際に隊員も見せて頂きました。
水耕栽培ということで、土は一切ありません。(写真中の冷麦みたいなものが根っこです。)水の中の栄養などは、均一的な濃度になるよう、機械で管理されています。
ハウスの中は美しいクラシックの曲が流れていました。クラシックで植物も元気に育つかも?!
スーパー等に卸すほか、地元の子供たちの食育活動のために、農家の方・学校・行政でつくる集まりを立ち上げ、給食に食材を提供されています。
先生が「今日は誰々さんが作ったものですよ。」と子供たちに伝えることで、生産者と子供たちが身近に感じられるそうです。
確かに作ってくれた方の顔がわかるととても親近感がわきますよね。
下田さんが作られるミニトマトジュースは年3回加工をして、町のイベントなどで販売をしています。
辰野町の特産認定を受けたジュースは、とても濃く、甘い味をしていて、市販のジュースとは別物、との評判も高く、毎回、予約が殺到しているとか。私も飲んでみたいものです…
日差しが強く生育の早い夏よりも、春からじっくり育ち6月頃に収穫されたものは糖度が高く、より美味しいそうです。
地元の人たちに「味がよく、安全で健康に良い」と評判の下田さんのつくるミニトマト、秘訣は「トマトにかける愛情」とのこと。
「野菜は面倒をみれば見た分、それを返してくれる。」と仰っていた下田さんの言葉が印象的でした。
下田さんのトマトは、辰野町や箕輪町のニシザワ、岡谷市のアピタで取り扱いがあるそうです。
下田さん、お忙しい中、取材にご協力いただき、大変ありがとうございました!
第2回として、農業分野の記事を御紹介させて頂きました。いかがでしたでしょうか。
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