い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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禾乃登の頃 【井月さんのこころ130】

井月さんのこころ シリーズ その130

 七十二侯「禾乃登(こくものすなわちみのる)」の侯が巡ってきました。

 稲穂が重たそうに穂首をたれています。

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 この時期、折角稔った作物を鳥獣から守ることは、今も昔も変わらないようです。

 井月さんが詠んでいます。

   鶴を追う手際ではなし鳥おどし  井月

   鶏(にわとり)の耳そば立てる鳴子かな   井月

 以下、後者の句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、
 鳴子は、鳥獣を追う装置。田畑に縄を張り、数本の竹筒や板を吊るし、縄の端を人が引き、または、風が吹くと、音がして鳥獣を追い払う。家の回りに放ち飼いの鶏も、鳴子に耳をそばだてる。

 何げないことのようだがおもしろい。「象も耳立てて聞くかや秋の風 永井荷風」は、似た構図の句。

   (鳴子・秋)

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 29日(土)は、小野区と小野猟友会による猿退治の予定で、勢子に駆りだされるはずでしたが、あいにくの雨降りで延期になりました。昼頃、猪捕獲用の檻を山際にある我が家の檜林に置かせてほしいと猟友会の方が見えられ、二つ返事で了解しました。

 

 翌30日(日)も朝から雨降りで、辰野町地震防災訓練が中止となったと小野区から連絡が入り、休戸公民館前で行う予定であった休戸耕地の地震防災訓練も中止することになりました。

 9月に入り、1日(火)午前中は、合同庁舎講堂で県議会環境産業観光委員会の現地調査があり、上伊那広域連合(杉本副広域連合長・駒ヶ根市長ほか)からの陳情と質疑の後、概況説明等を行いました。

 同日午後は、三峰川上流域事業連絡会(会長:白鳥伊那市長)の現地調査が行われ、三峰川総合開発工事事務所による美和ダム湖内堆砂対策施設、天竜川上流河川事務所による女沢川砂防堰堤工事と新鷹岩トンネル工事(予定)、上伊那地方事務所林務課による粟沢川山腹工事と屋敷沢地すべり防止工事などの箇所を国・県・市の総勢約30名で視察した後、伊那市長谷総合支所において、意見交換を行いました。ここ数日の降雨のため南信森林管理署の市道三峰川線崩落現場への視察にまでは入れませんでしたが、治山、治水、砂防等により三峰川上流域の安全を図るために関係者が一堂に会し情報共有・情報交換ができる貴重な機会であり、美和ダム上流の支線、黒川などの現場の状況を確認し合うことができました。

 粟沢川山腹崩落現場にて(上伊那地方事務所林務課・伊那建設事務所維持管理課)

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 屋敷沢地すべり現場にて(上伊那地方事務所林務課)

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 南アルプススーパー林道沿いのモルタル壁劣化状況(スズメバチの巣もありました)

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 鳥獣被害といえば、昨年はカラス除けをしたネットの上から食べられてしまったナガノパープルに、今年は雨除けのビニールを掛け、その上に防鳥ネットを張ることにしました。これなら葡萄の房まで嘴が届かないはずで、たぶん大丈夫でしょう。

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