い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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信州の冬空に 【井月さんのこころ90】

井月さんのこころ シリーズ その90

 本日13日(土)南信工科短大振興会の設立総会が伊那プリンスホテルで開催されます。この振興会は、平成28年4月開校を目指す長野県南信工科短期大学校の振興を図る目的で産業界を中心にして設立される応援団的な組織です。会員は、伊那谷地域を中心とする125社・団体(会費153口)で、会長には長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター地域協議会長の向山孝一氏(KOA(株)代表取締役会長)が就任されます。

 長野県南信工科短期大学校は、本県の主要な産業分野である、ものづくりの分野で、県内企業が産業競争力を維持しつつ発展していくため、高度な技術・技能を持つ人材の育成を担う中南信地域の高度人材育成拠点として、南箕輪村と伊那市に跨る現・伊那技術専門校の改修と一部新築により整備されることになっています。

 設置される学科は、機械・生産技術科と電気・制御技術科の二科で各一学年20名定員の2年制課程となり、離職者対象の短期職業訓練課程なども併設される予定です。

 この振興会設立を記念して ~県内企業の技術力と人材育成~ 信州製人工衛星「ぎんれい」の開発 について、信州大学特認教授で「ぎんれい」プロジェクトマネージャーの中島厚先生による記念講演が行われます。地元の中学生・高校生にも参加を促しており、大勢の皆さんの参加を期待しているとのことです。

 ぎんれいロゴ ぎんれい写真3

 信州初の超小型衛星ShindaiSat(愛称:ぎんれい)は、今年2月28日に種子島宇宙センターからH2Aロケット23号機で高度400km、軌道傾斜角65度の軌道に打ち上げられ、世界初の可視光通信実験ミッションを行ってきました。衛星の電源や通信といった機能は11月24日16時45分(日本時間)に大気圏に再突入する直前まで正常に動作しており、大気圏に再突入の際に燃え尽き、約9か月間にわたる運用・ミッションを終了したとのことです。

 現在、人工衛星が地上や他の人工衛星と通信する手段として用いられている電波は、帯域が混雑し、電波を使うための免許申請などで人工衛星の開発に時間がかかる要因となっており、法規制のない可視光通信技術の確立を目指してLEDによる地上-衛星間双方向可視光通信などの実証実験を行うことが「ぎんれい」のミッションであったとのことです。

 今年の3月7日(木)、8日(金)に伊那市で行われた中央アルプスビジネスフェア2013には、「ぎんれい」の模型が展示されていました。

ぎんれい展示縮小2

 今年の夏は、一等星程度にまで光る「ぎんれい」の光跡を追いかけようと夜空を眺めた方も多かったのではないでしょうか。

 役目を終えた信州の希望の星「ぎんれい」は、宇宙ゴミとはならずに大気圏に再突入し、流れ星となって冬の空に燃え尽きたとのことです。

  大宙(おおぞら)のぎんれいサットや鷹鳴けり  青巒

 信州大学「ぎんれい」プロジェクトHP

 冬の流れ星を井月さんはこう詠みます。

  ぬけ星は石ともなるか鳴く千鳥  井月

 この句の評釈について、井上井月研究者である竹入弘元氏の「井月の魅力 その俳句鑑賞」(ほおずき書籍)から引用させていただくと・・・、

 ぬけ星は、流星の方言。日本国語大辞典では、僅かに静岡県・岡山県で拾っている。こういう方言を井月が知っているとは。闇夜の天竜川、鳴く千鳥。ふと流星が。あれは地上で石にでもなるのか。

 宇宙塵が大気に突入すると高温を発し、夜間なら地上一〇〇キロで光る。地上に落ちたのが隕石。大自然の中にいて宇宙の動きを見、声を聞いている。

  (千鳥・冬)

  宇宙といえば、3日(水)小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機が鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられました。

 はやぶさ2は、4年前に小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の後継機で、地球軌道に接近する軌道にある小惑星「1999JU3」に向けて旅を続け、3年半後に到達し、水や有機物など生命の起源の存在が期待される物質を地球に持ち帰るサンプルリターン・ミッションに挑み、6年後東京オリンピックが終わる2020年末に地球に帰還する予定とのことです。

http://www.jspec.jaxa.jp/activity/hayabusa2.html

 更には、5日(金)NASA(アメリカ航空宇宙局)は、火星への有人宇宙探査を目指す次世代宇宙船「オリオン」の無人試験機打上げに成功しました。そして、今夜と明晩の冬の銀河にオリオン舞い立つ空で見られる天体ショーも楽しみです。中央アルプス

 今夜13日の月の出(伊那市役所)は、22:48、明晩14日は23:42で下弦の月。そして、その月の出の前から東の空にあるふたご座を中心にして「ふたご座流星群」が冬の夜空全空に流れ飛びます。それも一晩中です。南東から南の空にはプロキオン、シリウス、べテルギウスの一等星がつくる冬の大三角形が見え、オリオン座の赤いベテルギウスの下に三つ星と一等星の白いリゲルなどからなる大星雲が見えるはずです。見頃は、月の出前の時間帯です。天候次第ですが………晴れるように祈ります。

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