2014.02.03 [ 職員のみつけた情報コーナー農産物 ]
新品種のそばタチアカネをおいしくいただく1 村長さんが手打ち
上小地方事務所のF森です。
青木村で昨年から本格栽培が始まった「タチアカネ」。県の試験場が開発した新品種のそばです。白い花の咲く頃、熟してきた実が赤くなり、白と赤のコントラストがとてもきれいです。
きれいだけでなく、味もすばらしい。このあたりのことは、これまでもこのブログで取り上げました。 → 白い花と赤い実 挽いて打って食べる1 2 3
今は青木村でしか栽培されていないタチアカネを売り出そうと、村では、石臼を購入して、挽いた粉を村内外のそば屋さんに送って使ってもらったり、PR用のポスターを作ったりしています。
で、地方事務所も一役買おうということで、今回のシリーズでは、タチアカネを手打ちで出してくれるお店を紹介していきます。
が、その前に、村長さんが自ら手打ちされたおそばを食べる「そば会」にお招きをいただきましたので、見事なそば料理の数々をご覧いただきます。
北村政夫村長さんは、そば打ちではベテラン。いろんなバリエーションのそば料理を作られます。2枚目の写真は、右の「十割そば」に、左は「お内緒そば」。卵、山芋、ゆずなどを使ったつゆで十割そばをいただきます。炒ったそばの実も入っていて、コリコリとした歯ごたえも楽しめました。
この日は10種類もの料理が次々と出てきました。「そば粥」はそばの実をお粥にしたもの。
「そばがき」は、そば粉をお湯で溶いて団子状にしたもの。ざるそばなどでよく食べられる長いそば(「そば切り」といいます)は、お湯で茹でると「ルチン」などの栄養分がお湯に溶け出してしまうんですが、そばがきにすると栄養分がまるまる摂れます。そばがきを揚げたものも出てきました。表面がカリッとしていまして、「うえだみどり大根」の薬味でいただきました。
そば切りを揚げた「そば天ぷら」。パスタ料理にある「ペペロンチーノ風」にしたもの。村長さんのアイデアも光ります。
「どぜうそば」は、極太のそば。今回のはいつもの半分くらいの太さなんだとか。「どじょう」の太さだったら食べ応えがすごいでしょうねえ。「そばポタージュ」はクリーミー。こういうそば粉の使い方もあるんだと、皆さん感心しきり。
「菱そば」は、薄くのしたそばを菱形に切ったもの。普通そば切りの場合、1.5mmくらいにのしますが、これはたぶん1mm未満。その分形は大きくても食感がいいです。菱形に切る方法を5年かけて開発したそうです。
この日は、いろいろな料理をいただき、参加された皆さんは、満足と驚きでいっぱい。とりわけタチアカネのおいしさは十分わかっていただいたようです。村では、今年はもっと栽培面積を増やして増産する予定。村内外の多くのそば屋さんでいただくことができるようになるでしょう。「道の駅あおき」にあるレストランでは、今までは製麺屋さんの機械打ちのそばを使っていましたが、この4月からは手打ちで出すようになるそうです。農産物直売所でそば粉も手に入るし、行く機会が増えるだろうなあ。楽しみ。
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