2013.09.23 [ 職員のみつけた情報コーナー農産物 ]
新種のそば タチアカネ 白い花と赤い実のコントラストが美しい
農政課のパタリロ・マミネール3世Jrです。
青木村で栽培されているソバの新品種「タチアカネ」の花が咲き、実がつき始めたと聞いたので、早速行ってきました。
タチアカネは、旧長野県中信農業試験場(現野菜花き試験場)で開発され、平成21年度に農水省の農林認定品種に指定された、まだまだ本格的な栽培が始まってすぐの品種です。
昨年は、青木村でも特定の場所でしか栽培されていませんでしたが、今年は道路からよく見えるところにも畑が大きく広がっています。
タチアカネの名前は、次の二つの特徴から付けられたらしいです。
まず、「タチ」は、栽培しているときに倒れにくい(耐倒伏性)ことからだそうです。また、このそばの実の色は、収穫するときには普通のそばのように黒っぽいものになりますが、途中の成長過程の実は赤いんです。で「アカネ」。
この日は、青木村の役場から車ですぐの場所、道路の両側にそば畑が広がっています。澄んだ青空の下に、一面に白いそばの花。その中にちらほら赤い色をつけた実が見えます。
バックには、「夫神岳(おがみだけ)」。村のシンボルの一つです。一度登ってみたいけど、未だに実現していない山。別所温泉で行われる「岳の幟(たけののぼり)」という雨乞いのお祭りで、たくさんの幟がこの山を出発点として温泉街まで練り歩きます。
別の方角から畑を見ると、今度は「子檀嶺岳(こまゆみだけ)」が後ろに見えます。これも青木村を代表する山。昨年登りました(こちらをどうぞ)。
上田方面を見ると、はるか向こうに「烏帽子岳(えぼしだけ)」が望めます。
こんな景色のいいところで、目の前に広がる白と赤のコントラスト。見るだけでいい! とは思わないでください。これからそばの実が成熟して粉になったら、おいしいざるそばができるんです。先日(9月15日)紹介したブログのそばは、昨年の粉を使ったものですが、これでも十分おいしい。昨年新そばが採れたとき、青木村の農産物直売所で買ったそば粉でそばを打ったら、妻が「いつものそば(八ヶ岳産の石臼引きそば粉 結構いい値段です)よりおいしい」との声。畑にあるときは綺麗、口に入ると美味。
粉の販売は、去年は「そば粉」としか表示できませんでしたが、今年から堂々と「タチアカネ」で店頭に並びます。
今は青木村でしか栽培されていないそうですが、是非来て見て食べてください。ローマの英雄ユリウス・カエサルのように思うでしょう「来た!見た!うまかった!」
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